ベイブレードの日(3月21日)にプレイしたい、コマを回して遊ぶボードゲーム6選

3月21日は、ベイブレードの日です。

ベイブレードは、1999年にタカラトミーから発売された玩具で、ブレードと呼ばれるコマを回転させて相手のブレードにぶつけて勝敗を決める対戦ゲームです。様々なパーツを組み替えて自分だけのブレードを作り出すのが特徴的な現代のベーゴマになります。

ブレードを発射する時の「3、2、1、ゴーシュート!」という掛け声から3月21日がベイブレードの日となりました。制定されたのが2023年で歴史も浅いので知らない人も多いことでしょう。

そこで、コマを回して遊ぶボードゲームを6タイトル紹介します。コマと言っても、「駒」じゃなく「独楽」の方ですね。クルクル独楽を回して楽しむボードゲームです。

スピニングアドベンチャー

スピニングアドベンチャー/1〜4人/8歳〜/20分〉

ボードを傾けて、回転しているコマを滑らせてミッションをクリアしていく協力型アクションゲーム。

世界を救うためにネズミの精霊がコマに乗って旅に出る…という設定はありますが、そんな世界観はどうでも良くなるほど楽しいゲームです。自分のボード上でコマを回転させたらチェックポイントを目指して、ボードを傾けたり、コマをジャンプさせたり、ボード自体を裏返したり、他の人のボードに回転中のコマをパスしたり。

文章での説明よりも下の動画で確認して下さい。想像以上の楽しさが味わえます。こんなに動画映えするボードゲームも珍しい!

魔法のコマ

魔法のコマ/2〜8人/6歳〜/10分〉

回っているコマのイラストと同じイラストのタイルを取るカルタゲーム。

イラストが描かれたタイルを並べたらゲームスタート。誰かが代表してイラストが描かれた丸いチップをテーブルの下で見えないようにしてコマに装着します。そして、コマを回転させます。コマに装着したチップのイラストが分かったら、タイルの上に自分のチップを置きます。5回正解した人の勝利です。

コマの回転が遅くなるとイラストが見えてきますが、チップを置けるのは先着1人。じっくり見てイラストを確認するか適当に推測して早目にチップを置くか。回転してるコマのイラストを当てるというクイズは単純なアイデアで子供向けゲームに思えますが、意外と大人でも盛り上がるゲームです。1つ難点があって、イラストが16個だけなのですぐ覚えちゃうんですよ。イラストの数がもっと多ければ繰り返し遊べるのに……。メチャクチャ面白いゲームですが、そこだけが惜しい!

チロリアンルーレット

チロリアンルーレット/1〜20人/4歳〜〉

穴に入った球の合計得点を競うゲーム。

ゆる〜いすり鉢状になっている木製のボードには、8つのくぼみと4つの穴があります。木製の丸い球を6つ置いたら、コマを回転させて丸い球を弾き飛ばしてくぼみか穴を狙います。赤いくぼみに入ると得点2倍、緑のくぼみはマイナス点。ボードの端にある穴は高得点となっています。

子供用の玩具でもあり、酒を飲みながらでも楽しめるパブゲームでもあります。コマを回したら、ピンボールのように丸い球が弾かれるのを見てるだけ。攻略法がほぼ無い運任せのゲームですが超楽しいんです。何回も何回も繰り返しやりたくなる中毒性があります。どのバーのカウンターにも置いて欲しいですね。

ベイコロッセオ

〈ベイコロッセオ/2人/6歳〜/20分〉

相手の体力を減らしていく対戦ゲーム。

パーツを組み合わせてベイコロと呼ばれるコマを作ります。すり鉢状になっているボードの中に回転させたベイコロをお互い同時に投げ入れます。先にベイコロの回転が止まった方が負けとなり、勝った方のベイコロが表示する数だけダメージを受けます。ダメージを受けて体力がゼロになった方が敗北します。

ベーゴマで勝っても数字が小さいとダメージを与えられないという運に左右される対戦が楽しそうですね。ベーゴマとサイコロを掛け合わせたコマ相撲だそうです。

全日本製造業コマ大戦

ケンカゴマを土俵の上で1対1で戦わせ、相手を土俵から出すか相手より長く回っていたら勝ちというゲーム。

ケンカゴマは直径20mm以下、全長60mm以内であれば素材も重量も形も自由というルール。全国の中小製造業社がオリジナルのケンカゴマを作って全国大会が開催されています。

ボードゲームとは言えないかも知れませんが、ゲームマーケットに出展したこともあるので取り上げました。とにかくコマの自由度が凄い。どの会社も想像を軽く越えてきます。

公式サイトはコチラ。

コマノセテクノ

〈コマノセテクノ/2〜5人/6歳〜/15分〉

回転しているボードに駒を乗せて得点を競うアクションゲーム。

裏側が丸くなって回りやすい円形ボードを誰かが代表で回します。回転している間に、ボードの上に4枚ある自分のチップを置きます。ボードの回転が止まった時にボード上にチップがあれば得点獲得。ボードの中心側にあれば1点、白い線に触れていれば2点、白い線より外側にあれば3点。合計得点の多い人が勝利です。

これも動画を見た方がいいですね。コマを回すのではなく、ボード自体を回すという大胆なアイデア。そして、単純なのに必ず盛り上がるゲーム性。ゲームマーケットで500円という驚きの価格。絶妙にチップが引っかかる材質のボードなのに遠心力で吹っ飛んじゃうのも笑えます。独楽回しボードゲームの傑作じゃないでしょうか。