ゲームマーケットで売り出すボードゲームを君たちはどう宣伝するか?

11月23日と24日に「ゲームマーケット2019秋」が開催されます。出展者の数も来場者の数も年々増えていますね。それだけボードゲーム業界が注目されて盛り上がっているという事なんでしょう。

今までアナログゲームに興味なかった人が会場にやって来たり、新しい才能の持ち主が斬新なゲームを作ったりして、盛り上がるのは喜ばしい話。でも数が増えるのは良い事ばかりじゃないんですよね…。

出展者数が増えると、時間的に新作ゲームを全てチェック出来ないという問題に直面します。早足で見るだけなら全ブースを周る事は可能だろうけど、ルールを聞いて試遊するとなったら全部は絶対に無理!それくらい数が膨れ上がったイベントに成長してしまいました。

贅沢な悩みかも知れないけど、せっかく面白いボードゲームがあるのに出会う事なくゲームマーケットの会場から出て行くってのは悲し過ぎる…。後になって「えー!そんなゲームあったの?」なんて経験をした人も少なくないでしょう。

 

そんな残念な事を避けるには、事前に情報を入手するしか無いのです。ってか、皆なにかしら調べてお目当てのゲームをチェックしてからゲームマーケットに行ってますよね。

 

 

さて、前フリが長くなりましたがゲームマーケット来場者は事前にボードゲームの情報を欲しがっています!ではボードゲームを作ってる出展者はどうやって宣伝してますか?

という訳で、ボードゲームの宣伝方法あれこれ。

 

「体験会」

事前に遊んでもらう。単純だけどコレが一番影響あるでしょう。気に入った人がゲームマーケットで買ってくれるかも知れないし、面白ければ口コミやSNSで広まるかも知れないし。参加出来なくても「体験会を開催してるからゲーム内容に自信があるのかな?」と思うし。

いろんなゲーム会やボードゲームカフェの片隅で先行体験会を開催してるのが多いですね。

その中でも紹介しておきたいのが「フォアシュピール」という事前体験会。11月2日と3日に開催されて、2日間で111もの出展者が集まりました。今回は応募が多過ぎて落選した出展者もいるくらい大きなイベントです。プチゲームマーケットって感じ。ちなみに公式サイトはコチラです。

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他にも体験会は多々あるので、見つけたものを羅列しておきます。お近くの人で日程が合うなら行ってみては如何でしょう。

11月15日  リトルケイブ高円寺店(高円寺)

11月16日  ボードゲーム喫茶 天岩庵(品川)

11月16日   フローチャート(中野)

11月17日  ボードゲームカフェ グナーデフォンカグラ(名古屋)

 

 

「動画配信」

ネットで新作のルールや遊んでいるところを流すという宣伝方法。これは一気に広まる可能性がありますよね。じっくり説明出来るし、当日ブースでは話せない細かい事も伝えられるし。ただ、いろんな動画配信サイトがあってどうやって見てもらうかですよね。動画配信の為の宣伝が必要というか。

検索したら沢山あったんだけど、大阪で行われるものを一つ紹介しておきます。

 

「事前レビュー」

ゲームマーケットの公式サイトや自分のツイッターなどにゲーム情報をアップするというのは当然ながら多くの人がやっている宣伝です。でも、ボードゲームってルールを読んだところで面白いかどうかイメージしにくいんですよね。しかもゲームを作った本人に「面白いですよー」と力説されても信用ならないし。

そこでゲーム作りに関わってない人にレビューを書いてもらうという宣伝方法。

これは遊んだ人の感想だからゲーム内容が伝わりやすいですよね。ただし、つまらないゲームだったら辛辣なレビューを書かれるリスクはあります。そして、どうやって他人にボードゲームをやってもらうのかという問題もあります。全くボードゲームを遊ばない人のレビューってのも的外れな内容になりそうだし。

そこで朗報。ボードゲームのレビューサイト「酒すごろく」がゲームマーケットに出す新作を募集してるようです。自信がある方、是非ともレビューを書いてもらいたい方、ダイレクトメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

「掲示板とYouTube」

今回のゲームマーケットに出展する「一撃堂」が会場内に掲示板を設置するので、そこにゲームの宣伝を書いた葉書サイズのカードを貼り出してくれるという宣伝方法。これは新しい!当日の宣伝ですよ。

ゲームマーケットって、会場に来た人達に当日アピールする方法・チャンスが無いんですよね。あれだけ会場が広くなったのに自分のブース前で声を掛けるだけ。他の場所で客引きみたいな事をしてる人いないし(ルール違反なのかも)。そこで、掲示板に自己アピールを書いたカードを貼っておくという宣伝です。

宣伝のカードは10月いっぱいで締め切っていたので次回に期待ですね。当日ゲームマーケット会場内の掲示板に貼ってくれるだけじゃなく、埼玉県の北越谷にあるボードゲームプレイスペース「ZEST」にも貼り出されるし、「きたこしチャンネル」というYouTubeでも取り上げられるそうです。リアルとバーチャルと会場での掲示板って感じでしょうか。

 

 

 

フリーペーパー

今回のゲームマーケットでは同人ゲーム情報をメインとしたフリーペーパーが配られるようです。ゲームマーケットって規模が大きくなり過ぎて、下調べをしとかないと当日どこに行ったらいいのか何を遊んだらいいのか分からないんですよね。

そこで今回作られる「#ボドゲフリペ」です。当日の宣伝になるんですね。ありそうでなかったアイデア。残念ながら既に掲載の募集は終わっているので次回に期待しましょう。

 

 

せっかく面白いゲームを作っても誰にも知られなかったら作ってないのと同じですからね。ゲーム作りと同じくらいの宣伝にも情熱を!