今年のゲームマーケット大賞が発表されました。
この1年間にゲームマーケットで販売された1200を越えるゲームの中から、35作品が一次審査を通過し、さらに15作品が二次審査を通過。そして優秀作品が5つ発表されて、やっとその中から大賞が決定しました。
早い話が2019年の日本のボードゲーム1位ですよ。
大賞はどのボードゲームなんでしょうか?他の部門賞も合わせて紹介します。
大賞 FOGSITE
作ったのはSoLunerGの明地宙。
迷路を作るガーディアンvs迷路を探索する調査隊の非対称協力ゲームとなっています。大賞に選ばれた理由は公表されてないので推測するしかないんだけど、遊んだ人からは絶賛の嵐。調査隊なら迷路を予測する楽しみと冒険のワクワク感、ガーディアンなら迷わせる優越感があるので2度楽しいと言うか。
ご報告遅れましたが、ゲームマーケット大賞2019授賞式の後、賞状や盾の他にこのような大賞シールをいただきました。ありがとうございます。
FOGSITE初版をお持ちの方にお会いできたらお渡ししたいです。(拡張送付対応の方には同封します)
サインなども喜んでさせていただくのでお声掛け下さい! pic.twitter.com/gauiAkvw3E— SoLunerG ❂ GM大賞🏆受賞御礼 (@SoLunerG) November 27, 2019
前回のゲームマーケットでは予約がすぐ締め切られて、即完売。ウワサを耳にした段階で入手出来なかったんですよねぇ。作った人も凄いけど、ちゃんと情報を入手して購入してる人達も凄い。
では、大賞作品のネット上の反響をご覧下さい。
FOGSITE楽しい~!!! pic.twitter.com/yK4HujaJvB
— 黛 まゆずみ (@t12200301) June 23, 2019
ゲムマで購入した「FOGSITE」を通話しながらプレイしました。
購入者が一人遠くに住んでるのでGMを担当して通話で強引にやってみましたが、十分プレイ可能でしたね。
超理詰めでマッピングされたので余裕を持って脱出されてしまいましたが、とても楽しかったです!
オススメの一品です! pic.twitter.com/tjyJ0imC13— Iku@エレクリ (@Iku81273308) May 27, 2019
『FOGSITE』
遺跡に潜入した冒険者と遺跡を守るガーディアンの非対称ゲーム。
冒険者側では序盤は正しく霧の中を模索するも、後半はピースが組み合って、ギリギリで合流&脱出できる辺り、とても調整されていて良き。
ガーディアン側もやってみたが、オタオタする冒険者を見てニヤニヤするのも楽しい。 pic.twitter.com/oObyZA2BgZ— はっくる@『ミニマルチップス』久保田家 (@hackle_bgg) June 9, 2019
長男との寝る前ゲーム会は長男がガーディアン、私が調査隊となってFOGSITEをやりました
長男の作った単純だけど紛らわしい迷路に翻弄され、脱出できずでした(´д`)
遺物カードをもっと効果的に使って今度こそ脱出したい! pic.twitter.com/Lbig2YnTvn— morikawapaper@盤上遊戯製作所ゲムマ日曜R07-08 (@momomopaper) June 11, 2019
2019年の大賞にふさわしいボードゲームじゃないでしょうか。迷路を作る側もやりたいし探索する側もやりたいし、リプレイ欲を刺激してきますね。協力ゲームは依然として支持されてるし、写真に撮りたくなるというのも現代的なのではと。
エキスパート賞 横濱紳商伝デュエル
作ったのはOKAZU brandの林尚志。
海外でも販売されているワーカープレイスメントゲーム「横濱紳商伝」の2人専用バージョンです。
これも「FOGSITE」と同じくらい…いやそれ以上にネット上では高評価でしたかね。2人用の最高傑作と言ってる人もいるほど。
ではネット上の声を。
横濱紳商伝デュエル。非常に面白い。人生で遊んだ2人用ゲームの中でベストに近い。少なくとも5本の指には確実に入る。 pic.twitter.com/DK10NWylEu
— 秋山真琴 AKIYAMA Makoto (@unjyoukairou) December 27, 2018
横濱紳商伝デュエル:2人初
先日の本編4人プレイに続き今回は2人専用版をプレイ。基本の流れは似ているがパワーの概念やマップ移動が簡略化され、よりわかりやすくなっているのが好印象。終了後の得点で同点だったが、注文書の達成数で負けた。本編の2人プレイと比較出来ないが間違い無く2人用の傑作。 pic.twitter.com/BmZ25oSA1r— DSK@とうふ☆めん・たる (@szkdsk0216) April 8, 2019
横濱紳商伝デュエル
二人用ワープレ。 能力の低いワーカーから使わないといけないため、どのアクションをするか、どう相手をカットするか以外に「いつするのか」が重要になる。 非常に渋い。 元ゲーやったことないので比較はできないが、良い二人ゲーでした。 pic.twitter.com/w6yl9zwtEa— もぎ@ボードゲーム (@luxurytax150) January 14, 2019
横濱紳商伝デュエル。本家横濱の感じはそのままで1ラウンド各々4手番の4ラウンド制。ラウンド制なので終わり方も分かり易く戦略は立てやすい。技術カードが強い感じがした。2人でするならこっちの方がオススメ。スルメゲームになりそうな予感! pic.twitter.com/2j1BePRpP2
— あつし (@keroroube) December 6, 2018
世界のOKAZU brandここにありと言うか、恐ろしいまでの安定感とクオリティの高さ。流石ですね。
キッズ賞 ポラリッチ
作ったのはdaitaiのNANAWARI。
足し算アクションゲーム。1桁の足し算が出来れば子供でも、そして大人も一緒に遊べる単純なゲームです。見た目も可愛いし、これぞキッズ賞という感じですね。
これは他と違って、反射神経を競うゲームなので実際に遊んでみないと面白さは伝わらないかも知れませんね。ルールを聞けば「それだけ?」と思ってしまいそうなほど。
ではネット上の声を。
ポラリッチ。小さな子でも遊べるアクションゲー。 pic.twitter.com/rddWdmvidI
— G.R.D (@GRD20160318) May 26, 2019
ボドともに出演いただいたナナワリさんのゲムマ初出展作品『ポラリッチ』はすごくオシャレな箱とコンポーネント!🎁✨
コップに密かに入れたキューブの合計でイヌイット、ペンギン、シロクマのコマのうちどれを取るかが変わるアクションゲーム🐧🙌
南極polarで数を一致させるからポラリッチなんだよ😆 pic.twitter.com/GTsD2eOH0X— 翔🍁@ボドっていいとも! (@shousandesuyo) November 23, 2018
ポラリッチ。反射神経ゲーム。なんとなく勝ち筋みえるような見えないような。 pic.twitter.com/uPu7ooHlUm
— すーぱーヴァルゴ (@vurgo_heart11) November 29, 2018
ポラリッチも最高かわいい好きなやつだったな…面白かったな…
— えらららららん(๑´ڡ`๑) (@Elaran_ff14) May 28, 2019
最近やった好きなゲームその①
ナナワリさんのポラリッチ反射ゲーだけど初めてでも楽しめるし
なによりコンポーネントが可愛い。
ペンギンとシロクマ、
真ん中の赤い人はイヌイットさん pic.twitter.com/aZvQTBNYQU— 藤乃 (@honey_litto) December 14, 2018
カップを開けて、キューブの数を足して、対応したコマの早取り。ルールは超単純。確かにあっさりしてるけど、こういうのが初心者キラーなんですよ〜。
優秀賞 FILLIT
作ったのはラディアスリーの中村良。
2〜4人用のアブストラクトゲーム。自分のチップを置ききったら勝ちというシンプルで分かりやすいルール、かつ悩ましいという大昔からあった名作ゲームみたいな雰囲気を醸しています。
ネット上の声を。
遅ればせながらギルドさんで遊ばせてもらった『FILLIT』っていうゲームが最高に新しくて面白かった。個人的には大賞。 #ボドセレ #FILLIT #ゲムマ大阪 pic.twitter.com/PylY6sxb8Z
— ニックネーム@ゲムマ限定・無料「名人」カード配布予約受付中 (@flowrishgames) March 4, 2019
【FILLIT】
スプラトゥーンのボドゲ 化って聴いてたけどほんとそう!
今回は2vs2のチーム戦で、マジでスプラみたいな陣取りで、負けちゃってほんと悔しぃぃぃぃぃぃ!!!
これマジでいいゲームだわ!!!くそう!!!#ボ育て pic.twitter.com/vkMOETxr1x— さと(いぬ)@ボ育て (@sa103to3tosa10) December 23, 2018
FILLIT
ゲーム会後の喫茶店的な場所にて、初めての3人戦でプレイ♪あー、コレ好きだわー。プレイ時間もコンパンクトだし、ゲームとしての悩ましさもちょうど良い。表記された対象年齢以下でも大丈夫じゃないかなー?とは思う。今後もゲーム会に限らずとも、ヘビロテするであろう良作。 pic.twitter.com/FFPNzNNqjO— 太陽皇子。@今夜もアナログゲームナイト (@taiyo_prince) January 9, 2019
遅くなりましたがこの間 #ボードゲーム 。
やったゲームその1
ラディアスリー様の「FILLIT」
実は3人でやったのははじめて。即詰みを回避していってもいつの間にかどちらも上がる、そんな状況に。
チェスのような感覚で楽しめる良作です!#ラディアスリー#FILLIT pic.twitter.com/9XOliNEflq— 陸奥みつき (@WizMitsuki) November 21, 2019
スプラトゥーンみたいなゲームと評してる人も多くて言い得て妙。既存のゲームタイトルを持ち出すのは悪いけど、これはアナログ版スプラトゥーンですよ。みんなに一度は触って欲しい!個人的には1位です。
「斯くして我は独裁者に成れり」
作ったのはクリエイティブAHCのあおまち総統。
正体隠匿系ディスカッション権力闘争ゲーム。4〜12人用ゲームです。積極的にウソをつかなくてもいい正体隠匿って感じで新しいシステムなんですよね。
初手「独裁者になります」から道化に協力仰いで勝利!
めっちゃ面白かった
#斯くして我は独裁者に成れり pic.twitter.com/sljNOScnqM— うぃせ (@wise25252_soni) August 16, 2019
正体隠匿系ディスカッション権力闘争ゲーム、斯くして我は独身者に成れり。略して…斯く成れ?我独?自分的には我独が好み( ´∀`) で、結論から言うと、これは面白い!議論が出来ないから招待隠匿系は苦手、と言う人も気軽に楽しめる設計も素晴らしいし、文字数ががが! pic.twitter.com/hu8iw4vnML
— きくぞう@旭川ボードゲーム (@kikuzouz37) May 3, 2019
斯くして我は独裁者に成れり/AHC
今回遊んだ中ではナンバーワンに面白いかも?
議論して5ラウンドの投票合戦をするんだけど、全員が勝利条件の違う全役職を持っていて、徐々に捨てながら最終の勝利条件になる役割を選ぶという凄いユニークさ。リプレイ性。#ゲムマ#試遊したゲーム pic.twitter.com/seoOOi4yle— Satochika / TGM【C12】 (@economic_wars) November 25, 2018
終わったあとに感動が止まらなかった「斯くして我は独裁者になれり」。
システムの完成度がかなり高い、議論と投票で次の王を目指すゲーム。
人狼と比較されがちだけど、これは全く違う!
すごいところは全員「無言」でもゲームができるほど、システムが完成されていること。もちろん議論も熱い! pic.twitter.com/qvsFgvnPA7
— Masao Fukase (@SN_COKE_BW) September 2, 2018
#斯くして我は独裁者に成れり
こんなゲームを作ってみたいって憧れました!
正体隠匿系は特に好きなジャンルなんですが、その醍醐味の「騙す」楽しみを味わえるのは基本的に少数側の陣営になりますよね😭
でもこのゲームは全員が騙す側になれるんです!#ボードゲーム #正体隠匿系 pic.twitter.com/jiHLnJuakD— りゅう@にゃんこ堂 (@nyankodou_ryu) May 15, 2019
人狼とは違った正体隠匿で、カードを捨てて、最終的に残ったカードが自分の役職になるというのは面白いですね。これは何かのきっかけで流行りそうな気がするなぁ。
という訳で、ゲームマーケット大賞2019は「FOGSITE」に決定いたしました!ホント、おめでとうございます!
そう言えば、ゲームマーケット大賞は2019年で終了する事が発表されました。なので、今回が最後のゲームマーケット大賞。もっと続いて欲しかったけど、同人ゲームも数が増えて選出するのも大変だったんでしょうね。審査員の皆様もお疲れ様でした。