最後の栄冠は誰の手に?「ゲームマーケット大賞2019」大賞発表!

今年のゲームマーケット大賞が発表されました。

この1年間にゲームマーケットで販売された1200を越えるゲームの中から、35作品が一次審査を通過し、さらに15作品が二次審査を通過。そして優秀作品が5つ発表されて、やっとその中から大賞が決定しました。

 

早い話が2019年の日本のボードゲーム1位ですよ。

大賞はどのボードゲームなんでしょうか?他の部門賞も合わせて紹介します。

 

 

 

 

大賞 FOGSITE

作ったのはSoLunerGの明地宙。

迷路を作るガーディアンvs迷路を探索する調査隊の非対称協力ゲームとなっています。大賞に選ばれた理由は公表されてないので推測するしかないんだけど、遊んだ人からは絶賛の嵐。調査隊なら迷路を予測する楽しみと冒険のワクワク感、ガーディアンなら迷わせる優越感があるので2度楽しいと言うか。

前回のゲームマーケットでは予約がすぐ締め切られて、即完売。ウワサを耳にした段階で入手出来なかったんですよねぇ。作った人も凄いけど、ちゃんと情報を入手して購入してる人達も凄い。

 

では、大賞作品のネット上の反響をご覧下さい。

2019年の大賞にふさわしいボードゲームじゃないでしょうか。迷路を作る側もやりたいし探索する側もやりたいし、リプレイ欲を刺激してきますね。協力ゲームは依然として支持されてるし、写真に撮りたくなるというのも現代的なのではと。

 

 

 

 

エキスパート賞 横濱紳商伝デュエル

作ったのはOKAZU brandの林尚志。

海外でも販売されているワーカープレイスメントゲーム「横濱紳商伝」の2人専用バージョンです。

これも「FOGSITE」と同じくらい…いやそれ以上にネット上では高評価でしたかね。2人用の最高傑作と言ってる人もいるほど。

 

ではネット上の声を。

世界のOKAZU brandここにありと言うか、恐ろしいまでの安定感とクオリティの高さ。流石ですね。

 

 

 

 

キッズ賞 ポラリッチ

作ったのはdaitaiのNANAWARI。

足し算アクションゲーム。1桁の足し算が出来れば子供でも、そして大人も一緒に遊べる単純なゲームです。見た目も可愛いし、これぞキッズ賞という感じですね。

これは他と違って、反射神経を競うゲームなので実際に遊んでみないと面白さは伝わらないかも知れませんね。ルールを聞けば「それだけ?」と思ってしまいそうなほど。

 

ではネット上の声を。

カップを開けて、キューブの数を足して、対応したコマの早取り。ルールは超単純。確かにあっさりしてるけど、こういうのが初心者キラーなんですよ〜。

 

 

 

 

優秀賞 FILLIT

作ったのはラディアスリーの中村良。

2〜4人用のアブストラクトゲーム。自分のチップを置ききったら勝ちというシンプルで分かりやすいルール、かつ悩ましいという大昔からあった名作ゲームみたいな雰囲気を醸しています。

 

ネット上の声を。

スプラトゥーンみたいなゲームと評してる人も多くて言い得て妙。既存のゲームタイトルを持ち出すのは悪いけど、これはアナログ版スプラトゥーンですよ。みんなに一度は触って欲しい!個人的には1位です。

 

 

 

「斯くして我は独裁者に成れり」

作ったのはクリエイティブAHCのあおまち総統。

正体隠匿系ディスカッション権力闘争ゲーム。4〜12人用ゲームです。積極的にウソをつかなくてもいい正体隠匿って感じで新しいシステムなんですよね。

人狼とは違った正体隠匿で、カードを捨てて、最終的に残ったカードが自分の役職になるというのは面白いですね。これは何かのきっかけで流行りそうな気がするなぁ。

 

 

 

という訳で、ゲームマーケット大賞2019は「FOGSITE」に決定いたしました!ホント、おめでとうございます!

 

そう言えば、ゲームマーケット大賞は2019年で終了する事が発表されました。なので、今回が最後のゲームマーケット大賞。もっと続いて欲しかったけど、同人ゲームも数が増えて選出するのも大変だったんでしょうね。審査員の皆様もお疲れ様でした。