誰だってボードゲームは作れる?子供が作ったボードゲーム5選

ボードゲームは大手メーカーが作った物だけじゃなく、同人ゲームが沢山あります。同人ゲームの印刷を請け負う所もあるし、市販のプリンターでも十分ちゃんとした物が作れますからね。今や誰でも作り手になれる時代になったということです。

そんな中、若い人たちがボードゲームを作ってる事も多いんです。なんと小中学生が作ったボードゲームもあるんですよ。という訳で、子供が作ったボードゲームを5つ紹介します。

 

 

 

ニックネーム

女子中学生が作ったカードゲーム。企画が工藤七菜となっています。

ざっくり説明すると、他の人をニックネームで呼んで欲しいカードをおねだりするゲームです。ルールを聞くと「何が面白いの?」となりそうなんだけど、他の人がどのカードを持っているのか持ってないのかの推理とブラフ、ドメモの様な読み合いとカウンティングもあって面白いんです。

何よりニックネームで呼び合うのが楽しいんですよ。「◯◯隊長」とか「◯◯にゃん」とか。お互いをニックネームで呼び合えば早く打ち解けるだろうというのがコンセプトらしくて、まさしく狙い通り。ホントに距離が縮まります。初対面の人と遊ぶには最適かも。

 

 

 

「海底探険」

海底にある財宝を集めて酸素がなくなる前に潜水艦に戻るというゲーム。

これは「エセ芸術家ニューヨークへ行く」「藪の中」などで知られるゲームデザイナーの佐々木隼さんと息子さんが一緒になって作ったゲームです。小学1年生だった長男がアイデアとなる物語を父親に伝えて、2人で形にしたという共作。なので、ゲームデザインは佐々木隼・佐々木吾郎の連名になっています。

第1回ゲームマーケット大賞受賞作という事もあって、小学生でもすぐ理解出来るルールで軽いけどチキンレースが楽しめる良作ですね。

 

 

「ハピエストタウン」

街に様々な建物を建てて人口と幸福度を競うカードゲーム。

これは「8ビットモックアップ」が代表作のゲームデザイナー佐藤敏樹さんが、当時小学2年生の長女から「ゲームが作りたい」と提案され「買い物をするゲームがやりたい」「お金をやりとりするゲームがいい」というアイデアを元に作ったゲームです。なので原案、佐藤愛瑠となっています。

子供や初心者向けの拡大再生産って感じでちょっと物足りないんだけど、子供と遊ぶ為に作られた訳ですからね。短時間で終わるし、イラストもポップで超カワイイ。初心者をボドゲ沼に落とし込む第一歩はこういうゲームかも知れませんね。

 

 

 

「光ネッサンス」

2015年に発表された最後に持ってたカードの数が大きい方が勝ちというカードゲーム。

小学5年生(考案は4年生説も)が描いたイラストと文字をそのまま印刷した怪作。しかも、場合によってはカードの指示に従うのが難しい場面も出てきて、全員で読み解くという協力ゲームの様な一面も。作、ヒカルくんとなっています。

今にして思うと「テストプレイなんかしてないよ」みたいなゲームですかね。

 

 

 

ねんどたわーゲーム

ゲームマーケット2019秋に最年少でブースを出展した人がいます。年齢はなんと5才。ゲームデザイナーのデビューが5才って!これは何かしらの記録でしょうね。

ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」オーナーの白坂翔さんの息子、りんたろうさんが作ったゲーム。粘土と棒を使って、より高いタワーを時間内に作った人が勝ちというルール。その手があったかという大胆なゲームですね。ゲームデザインは、しらさかりんたろう(5さい)となっています。

 

こうして並べてみると、大人が作ったから面白いとは限らないのが分かりますね。小中学生だから思い付くってことも沢山あるだろうし。

是非、若い才能に触れてみましょう。そして、学生の皆さんもゲームを作ってみましょう!