あのカルカソンヌが1人で遊べる!メーカーがソロルールを発表!

タイル配置ゲームの代名詞にして超名作のカルカソンヌ。このゲームがきっかけでボードゲームの沼にハマってしまった人も多いのではないでしょうか。初心者にもわかりやすくて感覚的にプレイ出来る間口の広さ、そしてタイルのパターンを覚えてから分かるゲームの奥深さ、ゲーム終了後に街が現れる達成感。どれをとってもオススメボードゲームとして名前が挙がるのは納得です。

しかも最近、テレビや新聞で取り上げられる事が非常に多いんです。2000年に発売されたゲームなのに何かあったんですかね?唐突なカルカソンヌブームが来てるのかな?

 

さて、つい先日のこと。発売元のハンス・イム・グリュック社からカルカソンヌの1人用ルールが発表されました。その名も「カルカソンヌ ソロヴァリアント」です!自宅にこもる時間も多いだろうし、チャレンジして欲しいということでしょう。カルカソンヌを久しく遊んでなかった人もボードゲームの棚からカルカソンヌを引っ張り出してソロルールを試してみましょう!

 

必要なもの

カルカソンヌの基本。もしくはカルカソンヌJ。

 

ゲームの目的

3色のミープルを1人で担当して、最も得点の低いミープルが最終得点。出来るだけ高得点を目指す。

 

ゲームの準備

◼️赤・緑・黄色のミープルをそれぞれ5つ取り出す。

◼️5つのミープルのうち1つは得点マーカー用なので得点ボードに置く。赤は1点、緑は2点、黄色は3点のところに置く。

◼️タイルを三等分(24枚・24枚・23枚)にして重ね、3つの山にする。

◼️24枚のタイルの隣に赤ミープル4つ、別の24枚のタイルの隣に緑ミープル4つ、残りの23枚のタイルの隣に黄色ミープルを4つ置く。

◼️修道院長コマ(もしくは使わない色のミープル)をプレイ中マーカーとして赤ミープルと一緒に置く。これは無くても遊べるけど、得点計算で手番の間違いが起きないようにするためオススメ。

ゲームの流れ

1人で3色のミープルを担当して、赤→緑→黄色の順番で手番を行います。(手番開始時に修道院長コマをその色に移動させてから)下記の1、2、3を順番に行ったら手番終了です。

1 タイルの配置

手番の色のタイルの山から1枚引いて、カルカソンヌのルールに従って配置します。(もし配置出来ない場合は、そのタイルをゲームから除外して新たにタイルを1枚引きます)

2 ミープルの配置

手番の色のミープルを1つ、カルカソンヌのルールに従って配置します。草原ルールは無いので、ミープルを配置する時は道・都市・修道院のいずれかに置くことになります。

そしてソロルールの最大の特徴がミープルを置けるなら必ず置くという縛り。置けるんだけど置かないという選択肢はありません。もし置けるミープルが無かったら即終了。ゲームオーバーで最終得点計算になります。

3 得点計算

タイルを配置してエリア(道・都市・修道院)が完成したら得点が入ります。

ソロルールでちょっとだけややこしいのが得点計算なんです。完成したエリアにミープルが1色の場合、そのミープルが現在最低点なら得点になります。要するにビリなら加点です。

完成したエリアに最多数のミープルが複数いる場合、その最多数の中に最低点のミープルがいれば最多数のミープル全て得点になります。要するにビリがいれば加点です。

そして同時に複数のエリアが完成した場合、エリア1つずつ好きな順番で得点計算をします。より得点が入る順番で計算しましょう。

 

ゲームの終了

ミープルが置けなくなるか、手番のタイルの最後1枚を配置したらゲーム終了。

 

最終得点計算

ゲームが終了したらすぐに最終得点計算(最後のタイルを配置しても得点計算は行わない)になります。

タイルの上に残ったミープル1つが2点です。しかし、最低点の色のミープルであれば得点となるので、高得点になるような順番で処理しましょう。

そして、赤・緑・黄色の点数を比べて得点ボードで最も後ろにいるミープルが最終得点になります。

 

 

これがカルカソンヌのソロルールです。1つの色だけズバ抜けても3色を平均的に上げていかないと得点は伸びないルールとなっています。何度か遊んだ印象としては、タイルの引き運に左右されるゲームなのかなぁと。でも残りタイルの事を考えて配置すれば長続きするし、ミープルを手元に戻すために0点だけどエリアを完成させる決断も必要だったりして、やり応えのある1人ボードゲームに仕上がってますね。「次こそは上手くいくはず…」と繰り返し遊んじゃう感じ。

とにかくミープルがなかなか戻ってこない修道院を引いた時の絶望感ったらないっ……。是非やって欲しい!

 

メーカー側もソロルールで遊んだらSNSにアップしてねと説明書に記載していた事もあって、結果の画像と共に点数や感想をアップしてる人は多いですね。

実際に遊んだ人の声

 

さて、このゲーム自体は面白いし良く出来たルールなんです。でも、19点だと何なのか42点だとどうなのか、ぼんやりした感じで終わっちゃうんですよね。レベルとか指標みたいなものがないので張り合いが無いと言うか。繰り返し遊ぶから過去の自分と争えばいいんだけど、ちょっと物足りない。

そこで、SNSにアップされてたカルカソンヌソロルールの得点を調べてみました!

 

あくまでも検索で引っかかったものだけの集計なのでアバウトな結果ではありますが…。一覧表にすれば何か意味があるはず。

カルカソンヌソロの得点集計結果

10点以下——3人

11~15点—–13人

16~20点—–14人

21~25点——11人

26~30点——5人

31~35点——5人

36~40点——5人

41~45点——7人

46~50点——4人

51~55点——4人

56~60点——1人

61~65点——2人

66~70点——1人

71点以上———3人

 

こうして統計を取ると何とな〜く平均が見えてきますね。もちろん何回もプレイして何度もアップしてる人もいれば、高得点の写真だけをアップしてる人もいたり、ルール間違ってる人もいるだろうし、状況は様々でしょうけど20代前半に壁があるのが分かりますね。

 

統計の結果を見て、勝手にランク付けしちゃいましょう。

10点 失格。ちゃんとタイルを見て〜。もう一回やり直し!

20点 なんとかやっと初心者卒業。まだまだこれから。

25点 平凡。とりあえずの目標となるこのゲームの基準点。

30点 おめでとう!良く出来ました。

35点   お見事。運にも負けない技術が身についてますね。

40点 上級者認定。もっと上を目指せ!君ならやれる。

50点 近所に自慢出来るくらいのカルカソンナー

こんなところでしょうかね。これを目標に遊んでみて下さい。50点越えとか得点ボード一周ですよ。夢のまた夢って感じだけど、その上もいるんだもんなぁ。

 

で、最高得点の人がコチラ。

89点ですよ!!これは世界遺産級。50点ですら厳しいのに得点ボードをぐるっと回って39点の所にミープルいますからね。何かコツがあるんでしょう。しかも、カルカソンヌの冬バージョンだし。他人とは何かが違う。

 

完成したエリアに3色のミープルが同じ数いれば得点はドンドン伸びるんですよ。それは分かってるんだけど簡単じゃないんだよなぁ。

とにかく皆さんも1人で遊んでみましょう。