「海の日」に遊びたい! 海をテーマにしたボードゲーム17選!!

今年の718日は海の日で祝日になります。海の日って最近出来た祝日だからしっくり来ないなぁなんて思ってたら1996年に制定された祝日なので、誕生してからもう26年も経ってるんですね。新参者だと思ってました。海の日ごめんなさい。

元々は720日が海の日でしたが、2003年からハッピーマンデーの都合で7月の第3月曜日に変更。今年も3連休なんて人も多いことでしょう。

そこで、せっかくの海の日に海がテーマのボードゲームを遊んだら風情があるんじゃないだろうかと思い、海に関するボードゲームを有名無名問わず17タイトル集めました。海の日じゃなくても夏休みに遊びたいゲームばかりです。遊びながら夏を感じ、夏を満喫しよう!

ウミガメの島

ウミガメの島/2~7人/30分/7歳以上

まずは島の近くの浅瀬から。ウミガメになって島の周りをグルグル回って、卵をたくさん産むのが目的のすごろくゲーム。他のウミガメの上に乗って移動したり、7を狙ってバーストしたりシンプルに楽しいダイスゲームですね。名作『冷たい料理の熱い戦い』のリメイク作。

ビーチリゾート・パラダイス

■ビーチリゾート・パラダイス/3~6人/30分/8歳以上

陸サーファーになり、他の人より眺めのいい波打ち際にデッキチェアーを置いて日焼けをするダイスゲーム。水際であれば高得点ですが、サイコロの出目によって近づいて来る波にさらわれると0点というチキンレースです。かなりおバカなテーマですね。

ぶくぶく

ぶくぶく/3~5人/30分/10歳以上

島の羊飼いになって、大嵐から羊を守り浮き袋をなくさないようにするカードゲーム。水位が低いうちは羊たちも島の上にいますが、水位が上がると完全に海の上に浮かんでますからね。個人的にはバッティングゲームとしては『ハゲタカのえじき』より良く出来てるなぁと感心します。隠れた傑作『森のカッコウ』のリメイク作。

ル・アーブル

ル・アーブル/1〜5人/100~200分/12歳以上

フランスで2番目に大きい港町を舞台に、港に届いた商品を加工して貿易し、船や建物などより多くの財産を持つのが目的のワーカープレイスメントゲーム。プレイ時間は2時間超えになる重いと言われるクラスのゲームです。食糧難に苦しみながら船や建物を建てる事で、やれることが徐々に増えていくのも楽しいですね。ウヴェ・ローゼンベルグの収穫3部作の第2弾。

アイランド

アイランド/2~4人/45~60分/8歳以上

アトランティスの財宝を持ち帰って、無事生還するのが目的のボードゲーム。火山が噴火して島がドンドン沈んでいくだけでも怖いのに、海に出ればクジラやサメや海の竜が襲って来るという踏んだり蹴ったりの生き残りゲームです。ゲームが終わる頃には島が無くなって海だけになるのも逃げ切った感がありますね。日本語版が発売されたのは2012年ですが、オリジナルは1982年発売なので40年も遊ばれ続けている名作と言えます。

クラッシュオクトパス

クラッシュオクトパス/2~4人/20分/7歳以上

巨大なタコが出没する海の上で、船から落ちた荷物を回収するアクションゲーム。散らばったコマをおはじきのように旗で弾くのが楽しいゲームです。タコが怖いけど、タコを操ってるのは他プレイヤーというのが面白いです。せっかくならテーブルに青い布を敷いて、大海原をイメージしながら遊びたいものです。

たこアラーム

たこアラーム/2~4人/20分/5歳以上

船がいる領域を調査して海の生き物を集めるメモリーゲーム。『クラッシュオクトパス』に続いてタコのゲームです。めくったタイルによって船とタコが領域を移動して、船とタコが同じ場所に止まるとこのゲームの最大の見所が発生。中央の柱に取り付けられたヒモの先の球をグルッと回すと、遠心力でぐるんぐるん回転してボード上の船を倒すのです。これが楽しい!

カルタマリナ

カルタマリナ/1~2人/30分/10歳以上

嵐の中を進む海賊船を操舵し、海の怪物クラーケンの襲撃に耐えながら島への到着を目指す2人専用の協力ゲーム。タコの次はイカに襲われるゲーム。難易度の違うストーリーが5つあるので全てクリアするまで何度も遊びたくなる作りになっています。それぞれのキャラクターが成長して新しい能力を身に付けるのも没入感がありますね。

レヴィアス

レヴィアス/2~5人/30~60分/10歳以上

沖縄の海に姿を現した怪獣vs海上自衛隊の非対称対戦ゲーム。イカやタコじゃなく怪獣が襲って来ます。怪獣のレヴィアスは1人でプレイしますが、海上自衛隊は複数人で相談しながら進行するので、チームとしての結束力が怪獣捕獲のカギ。徐々にレヴィアスが強くなって、メチャクチャな攻撃をしてくるのが怪獣映画っぽくていいんです。「Kaiju on the Earth」シリーズの中ではプレイ時間も短くて遊びやすくなっています。

カフナの島々

カフナの島々/2人/30~40分/10歳以上

太平洋に浮かぶ12の島を舞台に、2人の司祭が魔法で橋を架けて島の支配権を奪い合う2人専用のエリアマジョリティゲーム。島の名前が書かれたカードを出して、橋を架けるか相手の橋をはずすだけというシンプルなルールなのに非常に悩ましい…。戦略性のある2人用ゲームです。

ナヴェガドール

ナヴェガドール/2~5人/60~90分/12歳以上

大航海時代を舞台に、ポルトガルから出航して香辛料を求め長崎を目指すボードゲーム。ボードの右下には丸いロンデルが描かれていて、この上をぐるぐる回って止まったマスのアクションを行うロンデルシステムが特徴的。作者のマック・ゲルツが考案したお馴染みのシステムで、他のボードゲームでも使われています。

キャプテン・ソナー

キャプテン・ソナー/2~8人/45分/14歳以上

ここからは海に潜ったゲームを紹介します。

2つのグループに分かれ、それぞれの役割を決めて潜水艦を操縦し、相手の潜水艦を撃沈させるチーム対抗のリアルタイム海戦ゲーム。進行方向を決定する艦長、敵の居場所をメモする通信士などの役割を分担してゲームを進めていきます。4つの役職があるので、是非8人で2チームに分かれてワイワイ遊んでもらいたい作品。

海底探険

海底探険/2~6人/30分/8歳以上

潜水艦の乗組員になり、限られた酸素の中でもっとも多くの財宝を持ち帰るのが目的のボードゲーム。手前より奥の方が高得点なので先に行きたくなるけど、財宝を持つと酸素は減り、進みが遅くなります。しかも全員敵なのに酸素はみんなで共有なので、他人の動きをよく見てどこまで進むかを判断するよく出来たチキンレースが楽しめます。そしてホントに空気が薄くなる気がしますね。あと、このゲームは海底探「検」と間違えられがち。

ザ・クルー 海底に眠る遺跡

ザ・クルー 深海に眠る遺跡/3~5人/20分/10歳以上

協力型トリックテイキング『ザ・クルー:第9惑星の探索』のシリーズ第2弾は深海が舞台です。難易度によって、お題となるタスクの枚数が増えるのでクリアが難しくなります。日本語版は出ていませんが、前作を遊んだ人ならすぐに遊べるはず。

モニャイの仮面

■モニャイの仮面/2~6人/30~60分/10歳以上

モニャイ人が遺した海底神殿を舞台に、神殿の地図を作って霊獣ラパラパを集めるのが目的の協力ゲーム。専用アプリをダウンロードしたスマホをVRゴーグルに装着して、1人が代表してVRゴーグルを掛けると神殿が広がっています。移動しながら見た景色を言葉で他の人に伝え、みんなで正しい地図を作っていきます。VRを気軽に楽しめ、物事を伝える難しさを味わうゲームになっています。

ちんあなごっこ

ちんあなごっこ/3~5人/20分/6歳以上

海底からチンアナゴを捕まえて、宇宙一のチンアナゴ水族館を作るというカードゲーム。親プレイヤーが3ヶ所から1ヶ所に監視船を置くので、そこに被らない場所を予想してチンアナゴを捕まえます。ただし、チンアナゴがサメに食べられるとウンチになってマイナス点になるのでその辺も注意が必要です。

オーシャンズ 〜エヴォリューション海洋篇〜

オーシャンズ 〜エヴォリューション海洋篇〜/2~6人/60分以上/12歳以上

最後に紹介するのは、新種の海洋生物を創造して過酷な環境下で子孫繁栄を目指すボードゲーム。一体誰目線で進むゲームなのやら……。生物の特徴カードが90枚もあるので、毎回違った海洋生物が産まれるのが楽しいゲームです。カンブリア爆発後は特殊な特徴カードも使えるようになりハチャメチャな特殊効果を楽しめるようになるのもこのゲームの凄いところ。


海をテーマにしたボードゲームはこんなにありました。地球上でもっとも広いのが海なので、これだけ数が多いのも当然でしょう。数が多いので、自ずと傑作や名作も多いですね。もしかしたら海テーマのゲームというだけで、ある程度の面白さは保証されてるのかも。