変な映画を見るより遊ぶほうが面白い!? 映画がテーマのボードゲーム9選

夏休みと言えば映画ですよ。夏休みになると大作が公開される事が多いし、家族で一緒に見れる映画も増えますよね。子供同士で見に行きやすいのも夏休み映画。そして映画館は涼しいし、話題の作品も気になるし。

中には、これ何だったんだ?という映画もありますよね。終わって「時間と料金が消えてったなぁ」となんとも言えない気持ちになる映画。そんなのも含め映画鑑賞の醍醐味ではありますが……。

つまらない映画を観るくらいなら、映画をテーマにした面白いボードゲームを遊んだほうが有意義! というわけで、映画をテーマにしたボードゲームを9タイトル紹介します。

知ったか映画研究家スペシャル!

知ったか映画研究家スペシャル/3〜10人/10歳〜/5分》

サイコロの出目によって決定したタイトルの映画を勝手に評論するパーティーゲーム。その映画を見たかのように知ったかぶりで内容を説明して、全員が順番で映画の内容をトークだけで作り上げていくゲーム性です。大喜利系のゲームてすが、映画の内容については全員が肯定することになっているので一丸となってストーリーを作り上げている協力ゲームのような感覚もありますね。

ダニー:映画を想う

タニー:映画を想う/3〜8人/14歳〜/15〜30分》

イラストが描かれたカード数枚を使ってお題を伝えるコミュニケーションゲームの映画バージョンです。みんなで正解を目指しますが、不正解を目指す「ダニー」が混ざっている正体隠匿ゲーム。色が付いてないペン1本で描いたような絶妙なイラストが味があって良いですね。

チネチッタ1937

《チネチッタ1937/3〜5人/12歳〜/20〜30分》

スタッフとキャストを集めて映画を作り、その映画の興行収入を競うカードドラフトゲーム。封筒の中にカード1枚とお金を入れて全員同時に隣の人に渡します。手元に渡されたカードが欲しければ封筒に入っていた同じ金額を払って獲得し、カードが欲しくなければ入ってる金を獲得。これだけのゲームで、全員同時に処理するのでサクサク進行するのも遊びやすいですね。

シネマトペ

シネマトペ/2〜6人/6歳〜/20分》

映画のワンシーンが書かれた読み札を聞いて正しい札をいち早く取るカルタゲーム。読み札はそのまま読むのではなく、効果音を付けるというのがこのゲームの特徴です。その効果音は人それぞれの個性が表れるので、どんな表現をするか、それが伝わるかどうかが楽しいゲームです。

横暴編集長〜映画三昧〜

《横暴編集長~映画三昧~/3〜5人/10歳〜/20〜30分》

本のタイトルが上下半分で分かれたカードを組み合わせて、ヒットしそうなタイトルを作る『横暴編集長』の映画バージョン。様々なジャンルで作られていますが、どれも安定して面白いゲームですね。「七人の」「バック・トゥ・ザ」「ライフイズ」など名作がぶった斬られているだけでワクワク。どのバージョンも細長いカードは同じサイズなので混ぜて遊ぶことも可能です。

ドリームファクトリー

《ドリームファクトリー/2〜5人/10歳〜/60分》

プロデューサーになって監督や役者を集めて3本の映画を作り、評価を競うオークションゲーム。他の人が欲しがっている役者や残金を見ながら、競りによってスタッフとキャストを収集します。このゲームが変わってるのは、落札したお金は競りに負けた人達で分配するのでお金にあまり困らず遊べます。このボードゲームは『ハリウッド』のリメイク作で、扱われている役者の似顔絵が比較的新しい人になっています。

サメマゲドン

サメマゲドン/2〜6人/10歳〜/10〜15分》

最強のサメを作って、一番のサメ映画を作るのが目的。映画というか、とにかく強いサメを作るゲーム。ドンドン胴体が長くなり、はちゃめちゃなものに変身していくサメが可笑しく、写真に撮りたくなるし名前を読み上げたくなるゲームですね。

フラグのいけにえ

《フラグのいけにえ/2〜4人/10歳〜/30分》

ホラー映画の悪役になって、定番の死亡フラグを使ってより多くの獲物を獲得するのが目的のカードゲーム。裏向きで置かれた獲物の前に数字が書かれた死亡フラグカードを配置して、合計数が10になれば獲物獲得というシンプルな内容ですが、フレーバーが良くて来ているので状況がイメージしやすく会話が盛り上がりますね。

ハリウッドライヴス

《ハリウッドライヴス/10〜25人/12歳〜/180分》

最後に紹介するのは、多作なゲームデザイナーのライナー・クニツィアの作品の中でも超絶異色の映画製作ゲーム。友人のケヴィン・ジャクリーンが考案したゲームをクニツィアがまとめたので共作となっています。

設定は1950年代、ハリウッドスターか映画プロデューサーになって映画の予告編を作るパーティーゲームです。プロデューサーが映画の権利を落札し、役者を集めて予告編を作り、最終的な投票で映画賞を決め、最もお金を稼いだ人の勝ちというのがゲームの流れ。役者カードを集めて映画を作るわけじゃなく、実際に人を使って実際に予告編のお芝居をするゲームなのです。プレイ人数も最低でも10人とかなり多めで、予告編作りを3ラウンドも行うのでプレイ時間180分と書いてあるけど実際は4時間くらい掛かるのでかなり長めのゲームです。上手い下手はさて置き演じる必要があるので遊ぶ人を選ぶし、10人以上の人を集めるのも大変で、プレイの機会はなかなか訪れなさそうですが、こういうのが好きな人を集めて遊んでみてはいかがでしょう。


映画と言っても幅が広いので、いろんなボードゲームがあるもんですね。映画は見るだけじゃなく、たまには遊んでみましょう。