外出自粛でもボードゲームを遊びたい!リモートボドゲ会向きのゲーム13選

2020年4月現在、新型コロナウイルスは猛威を振るっています。1日も早く収束し平穏な日々が訪れて欲しいものです。

 

4月7日には7つの都府県に緊急事態宣言が出されました。外出は禁止されてはいませんが、用がないなら外出しない方がいいとされていますね。外出の自粛要請ってやつ。それが新型コロナウイルスに感染しない事になるし、感染させない事になる訳で。

 

最近は友達とお酒を飲みたいけど外出するのはちょっと…ということで、テレビ電話などを使った「リモート飲み会」が開催されているようです。遠く離れた人達とパソコンやスマホなどでお互い顔を見て喋りながら、各々が用意した物を各々の自宅で飲み食いするというオンラインの飲み会です。面白い試みですよね。酔っ払って寝ちゃっても自宅だし問題無し。

 

ここからが本題。遠く離れた人達とやり取りが出来るビデオ会議のツール・アプリは沢山あります。以前から使われているSkypeやFaceTime、最近人気のZOOMミーティングやGoogleハングアウトなどなど。どれがゲーム向きかなどの特徴は他で調べてもらうとして、それらを使えば遠隔でボードゲーム会が可能じゃないだろうかと。リモートボードゲーム会、これは良さげでしょ?ゲーム会が中止になって欲求が溜まってるボードゲーマーも多いだろうし。楽しく自粛しようじゃないですか!

という訳で、遠隔で遊べるボードゲームを紹介します。と言っても、遊ぶ人全員が手元に同じゲームを持ってるというシチュエーションは少ないと思うので、たった1人が所持していればリモートで遊ぶ事が出来るボードゲームを集めてみました。

 

 

ジャストワン

2019年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いた協力型のクイズパーティーゲーム。これは遠隔専用ボードゲームと言ってもいいくらい。

ゲームは、1人が解答者で残りの人がヒントを出す人になります。ヒントを出す人は答えを確認して、その答えに繋がるヒントを書きます。そして解答者以外の全員でヒントを確認して、もし同じヒントを書いた人がいた場合はそのヒントを解答者に見せる事が出来なくなります。直接的で安易なヒントを出すと他人のヒントと被るから、ちょっとズラしたヒントを出す必要が出てくるというのが面白いゲームです。

実際リモートで試してみました。ヒントを書くので全員が筆記用具を用意する必要があります。消す事も多いのでホワイトボードが最適だけど、紙とペンで十分。遊んでみたけど、これはホントおすすめ!解答者に目をつぶってもらって、その間にみんなで答えを確認。ヒントを書き終わったら、解答者以外のみんなで被りがないか確認。それぞれの画面を見ながら被りを探す作業もまた楽しい。そして解答者に答えてもらうという流れがドキドキするし、普通に遊ぶよりもビデオ会議やってる感じもあって楽しい!

 

 

クイズいいセン行きまSHOW

まず最初に思い浮かんだのがコレ。リモートボドゲ会向きでしょう。

ゲームは、正解が存在しない・分からないクイズを出題したら全員が数字で答えます。全員一斉に答えを発表して、数字順に並べて真ん中の答えを出した人が得点獲得という内容。タイトル通り、いいセン狙って答えるというパーティーゲームですね。問題を出した後も話が盛り上がるし、答えた後も会話が弾んで盛り上がりそう。

これもリモートで遊んでみました。これもジャストワン同様、筆記用具が必要となります。結論としては面白いです。ただ、普通に遊ぶ時は出た答えを数字順に並べ替えるんだけど、ビデオ会議の場合は画面上でみんなが答えを出してるだけだから並べるのがちょっと大変かなぁと感じました。紙に書いてランキングを作って真ん中の人を発表する感じ。人が少なければそんなに面倒じゃないかも。遊ぶ人の数にもよりますかね。

 

 

ホッタイモイジンナ

翻訳した外国語の音声を聞いてどんな日本語に聞こえたかを確認する空耳ゲーム。

外国語カードを選んだらグーグルで翻訳して音声を聞きます。その音声が日本語でどんな風に聞こえたかを文字にして答えます。書いた答えをみんなで見せ合って、同じように聞こえていたら得点獲得というのがゲームの流れです。外国語が全て日本語っぽく聞こえる言葉が選ばれているので、みんなの答えが不思議と被ったり被らなかったり。笑いが絶えないゲームです。

これは試さなかったんだけど、音声を聞くのがメインになるので音質が悪い場合は向いてないかも知れませんね。どうしても参加者の環境なのか音質が悪い人もいたので。その点さえクリア出来れば楽しく遊べるでしょう。

 

 

ゴモジン

各々が紙とペンを用意すれば遊べるシリーズをもう一つ。これも「ジャストワン」のように解答者とヒントを出す人に分かれるクイズゲームです。

これは協力ゲームじゃなく、正解したり正解に繋がるヒントを出すと得点がもらえて高得点の人が勝ちというルール。ゲームは、解答者以外の人が答えを確認したら、ヒントを文字で書きます。その文字というのが、漢字2文字とカタカナ3文字の合わせて5文字で書くというしばりがあるんです。5文字だからゴモジン。

普通に遊ぶ場合は、ヒントを早く書いた人から「1」「2」と数字タイルを取って、小さい数字を取った人から解答者にヒントを見せる権利があるんです。ビデオ会議だとそれが出来ないので、ヒントを書いたら「1番」「2番」「3番です」と点呼を取る感じで順番を決めてました。これもオススメのゲーム。

 

 

ウミガメのスープ

カードには謎が書かれていて、その謎の真相を解明するというクイズゲーム。

出題者はカードに書かれた謎を読み上げます。カードの裏には答えが書いてあるので黙読します。ここからゲームスタートで、残りの人は解答者となって質問をします。YESかNOで答えられる質問しか出来ないというルールなので、自由になんでも訊けるわけではありません。それでも思わぬ質問が糸口となって、少しずつ謎が明らかになっていくのは非常に気持ちがいいんですよ。

リモートで試さなかったけど、人数も選ばないし会話だけで遊べるのでリモート向きと言えますね。ビデオ会議はそこまで画質が鮮明じゃないので細かい文字をみるのは結構大変なんです。でもこれならお喋りだけで進行出来るので。ただ、ゲームを持ってる人が必ず出題者になるというのが弱点ですね。

 

ボブジテン

カタカナ語の答えをカタカナ語を使わずにヒントを出して当ててもらうコミュニケーションクイズゲーム。

カタカナ語を日本語だけで説明するってこんなにもどかしいのかと、出題すること方も回答する方もイライラ。このゲームはなんでこんなに面白いんですかね。本当に単純なルールなのに。

これは安定して遊べました。出題者以外には目をつぶってもらって、その間にカードを見せれば問題も伝えられたし。軽いゲームなので、リモート飲み会の時にちょっと遊ぶのにも向いてますね。

 

 

アベベコベベ

カードに書いてある答えを真逆の言葉をヒントにして当ててもらうコミュニケーションクイズゲーム。

1人が答えを知ってて他の人に当ててもらうというのはボブジテンと似てるんだけど、正反対の言葉を考えるのが結構難易度が高い。反対の言葉が見つからないようなお題ばっかり書いてますからね。でも、これも面白い。

結局答えにたどりつかない事も多いんだけど、答えを聞いて「あ〜、なるほどね〜」と感心したり「全然違うじゃん!」とクレーム言ったり。楽しいですよ。ボブジテンとセットでリモート飲み会のお供に。

 

 

セットカードゲーム

今度は手元を映すカメラがあるならば遊べるボードゲームをいくつか。まずは、条件に合った3枚のカードをいち早く見つける「セットカードゲーム」です。

無機質な図形が描かれたカードを12枚並べ、条件に合う3枚をいち早く見つけるとカードが貰えて、カードをたくさん持ってた人が勝ちというルール。その条件というのが、色・形・数・塗り方の4要素が全部違った3枚。単純なようでややこしく、ややこしくようで単純なゲームなのです。

これはテーブルを映すカメラが無かったので試してません。カードの場所を説明しやすくする工夫は必要だけど、気付いた人が早く答えるというゲームはリモート向きでしょう。

 

 

ハイパーロボット

ロボットがゴールにたどり着くまでの最短の手数を見つけるゲーム。

ロボットは壁や障害物にぶつかるまで一直線に進む特徴があって、最短で何回動かせばゴールに到着するかを考えるパズルのようなゲームです。誰かが回数を答えたら、砂時計をひっくり返して砂が落ち切るまでにもっと少ない回数でゴール出来る答えを見つけた人の勝ちになります。

これもセットカードゲーム同様テーブルを映すカメラが無かったので試してません。何人でも参加出来るのでリモートに超向いてますよね。

 

 

 

ナンジャモンジャ

キャラクターにニックネームをつけて、その名前を覚えておく記憶ゲーム。

カードをめくったら描かれたキャラクターに好き勝手にあだ名をつけて、次の人もカードをめくってあだ名をつけます。これを繰り返して、あだ名をつけたキャラクターがめくられたら素早くその名前を言います。正しくあだ名を言えた人がそれまでに溜まったカードか貰えて、カードをたくさん持ってた人が勝ちというルールです。

これもカードを映すカメラが無いので試してません。でも想像してみると、カードしか映ってない画面を見ながら楽しく遊べそうですね。

 

 

ito

数字をイメージで表現して、小さい数のカードから出していく協力ゲーム。

ゲームは、全員にカードを1枚配って、今回のテーマを決めて話し合いをスタート。最も小さい数字の人を推測して、カードをみんなの前に公開します。その数字より小さい数を持ってる人がいたら失敗です。全員が無事カードを出す事が出来たら成功というルール。

ビデオ会議で遊ぶ場合は、このゲームを持ってる人がカードを1枚めくったら、1人ずつ「あなたの数字はコチラです」とめくったカードを見せます。他の人にカードを見られないように1人ずつ見せる必要があります。もちろん、自分も他人のカードを見ないようにする必要がありますね。そこがちょっと面倒だけど、数字をテーマに合ったイメージで表現したり、相手の数字を推測する話し合いの面白さがメインのゲームなのでリモートでも面白さは変わらずプレイ可能。

 

 

タイムライン

歴史上の出来事が書かれたカードを正しく並べるクイズゲーム。これもリモートで遊べるんじゃないかという提案です。

このゲームを持ってる人が他人の言う通りに動いてあげる必要があります。「“マンモスの化石の発見”を“コロッセオの落成”の後ろに置いて〜」と言われたらその通りにカードを動かしていけばスムーズに遊べるんじゃないでしょうか。

ただ、カードに書かれた文字を読む必要があるので画質が良くないと遊んでてツラいかも知れませんね。ゲームとしては面白いから問題ないけど、引っかかるのはそこだけ。

 

 

パーティーキンゴ

最後に紹介するのは、袋から取り出した数字をスコアシートに書き込み、出来るだけ長く数字を昇順で並べる新しいビンゴのようなパーティーゲーム。数字チップが発表されるたびに声が出てしまう運と戦略のバランスが絶妙なゲームです。

これは紙に数字を書き込むので専用のシートが必要なんだけど、各々が紙を用意して連続した25個のマスを書けば準備OK。実際に遊んでみたけどみんな楽しんでましたよ。ただし、紙にマス目を沢山書かされてたのは大変そうでしたけど。100人でも同時に遊べますからね。これこそリモート向け。

 

 

リモート向きのボードゲームはどうしてもクイズっぽいタイプが多くなっちゃいますね。カードやサイコロを使わずに遊べるゲームとなると限られますからね。でも、人と会わずにこれだけ遊べるんだから十分でしょ。個人的には「ジャストワン」と「ゴモジン」が超オススメ!

ビデオ会議が定着してきた今だからこそ、ボードゲーム未経験者を誘いやすいはず。是非一度リモートボドゲ会を。