【オススメ!最新ボードゲーム】『That’s Not a Hat』 あれは帽子じゃないよ!──ドイツ年間ゲーム大賞2023推薦リスト入りのメモリーゲーム!

カードにはシンプルな絵が描かれています。その絵が描かれたカードは伏せられて、プレイヤー間をどんどん渡り歩きます。数枚しか無いカードなので、覚えていそうなものですが、いざ自分にカードが渡されたとき「それが何か言えますか?」というのが、このゲームです。

※2023年7月16日現在、日本版は発売されていません。

ゲーム概要

最初にカードを1枚ずつ表にしてプレイヤー全員に配ります。やや味のある絵ですから、それぞれの絵について「今回のゲームでは何と呼称するかプレイヤー間で決めておきます」(「ドライバー」なのか「千枚通し」なのか、とか紛らわしいものがありますからね)。

最後に、山札の一番上のカードをめくって、その絵にも名前をつけておきます(写真下)。こうするとプレイヤー人数+1枚のカードに名前がついたワケです。

この後は、何らかの方法でスタートプレイヤーを決めてもらい、そのプレイヤーが山札の一番上のカードを引き取ります。そうすると手元のカードが2枚になるので、以前に持っていたカードがまだ表なら裏返してから(写真下)、裏面に書かれている矢印の方に座っているプレイヤーにそのカードを「これはギターですよ」、とカードに書かれているはずの名前を宣言して渡します。

次の写真は、 右のプレイヤーに裏側の状態で送ったところです。さっきまで見えていたカードですから、当然何の絵柄が書かれたカードなのかは覚えてますよね?

受け取ったプレイヤーは、同様にすでに持っている自分のカードを裏返し(上の写真だと靴を裏返す)、再び矢印の方向のプレイヤーに「これは○○○ですよ」と言ってカードを渡します。このゲームはこれだけなのです。

カードを受け取ると、すでに持っていたカードが表なら裏返して、カードの裏面に書かれている矢印の方向のプレイヤーにそのカードを「描かれてるはずの名前を宣言して渡します」(写真下)。すでに裏返っているのなら、そのまま矢印の方向に名前を伝えながら渡します。

プレイヤー人数+1枚ですから、4人でプレイしていたら5枚です。それがどこにあるかを覚えておくだけなのですが、これまた難しい!

いつの間にか忘れてしまって、妙な名前でカードを渡したりすると、「それは間違っていますね」という指摘を受けて、表面をチェックすることになります。

このときの指摘が、あっているか間違っているかによって、どちらかのプレイヤーが減点を被り、これが一定減点に達したプレイヤーが出るとゲーム終了という仕掛けです。

この誰かが間違ったカードはゲームから除外されマイナス点を示すのに使うので、再び山札の一番上のカードに名前をつけて、プレイヤーの手元にあるカードはそのままプレイを続行します。

つまりどのカードがどの名前からあやふやになってきてるのに、誰かが間違うごとに新しいカードが補充され(常に当時に登場しているのはプレイヤー人数+1枚)、ますます混乱に拍車がかかっていきます。


カードを受け取り、もう1枚のカード名を宣言しながら渡す。カードを受け取るときに怪しそうなら、いわゆる「ダウト宣言をする」。たったこれだけのルールなのですが、カードがどんどんプレイヤー間を回り、誰かが失敗するたびに新カードが登場するので、本当に混乱します。

記憶系のゲームは今までも無数に世の中に出てきていますが、ルールは簡単かつ最初は覚えられると思ったものが、だれもが覚えられなくてワチャワチャし始めるという新しい感じのゲームに仕上がっていました。

ドイツ年間ゲーム大賞の推薦リスト入りしている作品。どこかで見かけることがあればプレイしてみてはいかがでしょうか。

■That’s Not a Hat
発売元:Ravensburger
デザイナー:Kasper Lapp
発売日:2023年3月発売
価格:£7.99 / $10.59(約1450円)
プレイ人数:3~8人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:15分