【速報】ドイツ年間ゲーム大賞2023は『ドーフロマンティック』が受賞! エキスパート&キッズ部門も発表

※画像はSpieldesJahresの公式サイトもしくはTwitterより転載

2023年、現地時間7月16日18時(日本時間7月17日1時)、ボードゲーム界においてもっとも権威のある賞のひとつであるドイツ年間ゲーム大賞2023が発表された。

SpieldesJahres2023: https://www.spiel-des-jahres.de/spiel-des-jahres-dorfromantik-das-brettspiel/

大賞受賞作はかねてから評判が高く、受賞が有力視されていた『DORFROMANTIK DAS BRETTSPIEL(ドーフロマンティックボードゲーム)』に決定。年間エキスパート大賞は『Challengers!(チャレンジャーズ)』、年間キッズゲーム大賞は『Mysterium Kids:Captain Echo’s Treasure』がそれぞれ受賞した。

ドイツ年間ゲーム大賞は1979年から続いている賞で、年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)、年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)の3部門がある。受賞作はパッケージに受賞を表すマーク(通称“ポーン”)の表示が可能となる。

【年間ゲーム大賞】『DORFROMANTIK DAS BRETTSPIEL』ドーフロマンティックボードゲーム(Pegasus Spiele)

同名デジタルゲームをボードゲーム化したもので、協力型のタイル配置ゲーム。レガシー要素が取り入れられており、高いリプレイ性を持つ。開始時はシンプルな内容だが、プレイを進めるたびに要素がどんどん追加され、深みを持ったゲームへと進化を遂げていく。

なお、日本語版はテンデイズゲームズより今夏発売予定となっている。

【他のノミネート作品】
『Fun Facts』(Repos Production)
『Next Station:London』ネクスト・ステーション:ロンドン(Blue Orange)

【年間エキスパート大賞】『Challengers!(チャレンジャーズ!)』(1 More Time Games)


個性豊かでさまざまな能力を持つキャラクターを集めて部隊を編成し、リーグ戦のように他プレイヤーと1対1のバトルを繰り返してフラッグを取り合うデッキビルドタイプのカードゲーム。8人までプレイ可能。

ホビージャパンより日本語版が7月下旬発売予定。

【他のノミネート作品】
『IKI』粋/江戸職人物語(UTSUROI)
『Planet Unknown』プラネットアンノウン(Adam’s Apple Games)
※『IKI』はグループSNEより日本語版が今秋発売予定。『Planet Unknown』はEngamesより日本語版発売予定。

【年間キッズゲーム大賞】『Mysterium Kids:Captain Echo’s Treasure』(Libellud,Space Cow)


お題カードの内容を付属のタンバリンの音で表現し、他プレイヤーに伝えて当てさせる協力ゲーム。

【他のノミネート作品】
『Carla Caramel』(LOKI)
『Gigamon』(Blue Orange Games)

【その他】『Unlock!(アンロック!)』(Space Cow)

上記3タイトルの他に、スマホアプリと連動した協力型の推理・脱出ゲーム『Unlock!(アンロック!)』シリーズに共同特別賞が与えられた。日本語版はホビージャパンより発売中。

また、授賞式の冒頭では今年4月に死去したゲームデザイナー、クラウス・トイバー氏の功績を称え、氏に哀悼の意を表した。

ドイツ年間ゲーム大賞2023・他ノミネート作品を含むゲームの紹介については以下記事を参照。

ドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作品が発表!山田空太氏の『IKI』がエキスパート部門にノミネート!