誰も傷付けない。勝ち負けが存在しないボードゲーム3選

配られたカードをいち早くなくした人の勝ちとか、点数が最も低い人が負けなどボードゲームのルールは様々です。でも最近、勝ち負けを決めないボードゲームもチラホラ目につくようになりました。勝ったり負けたりが醍醐味かと思ってたのに。

去年のM-1グランプリでは「人を傷付けない笑い」なんてことが言われて、他人を攻撃しないネタをしてる人達が評価されていました。みんなに優しいって感じ。世間の流れがそういうのを求めているか?人に順位を付けないという風潮。

 

という訳で、勝ち負けが存在しないボードゲームを紹介します。

 

ほめじょーず

サイコロを振って指定されたカードを受け取ります。そのカードに書かれた単語を使って相手を褒めるというゲーム。とにかく褒めるだけ。褒め方に良し悪しはなく点数もありません。

カードには「真面目」とか「センス」や「瞳」「真似できない」などの言葉が書いてあるので、なんとかしてその言葉を使って褒める事になるんだけど、褒められた人はとにかくニッコリ。嬉しいのか恥ずかしいのか必ず笑顔になるんですよ。もう勝敗とかどうでもいいでしょ。

普段褒めてくれる人ってなかなかいないですもんね。褒めて褒められて笑いが絶えないとか最強のコミュニケーションゲームです。

 

実際に遊んだ人の声

 

ZENタイル ベーシック

漢字が印字された碁石を時間ボード上に並べて昨日の自分の感情を表すというゲーム。20個の碁石の中からランダムに10個だけを使い、置き終わると昨日の自分を客観視する事が出来るのです。

碁石はガラス製なのでずっしりと重みがあってひんやり気持ちいいというのもポイント。枯山水てぬぐいの上に配置する時間ボードは竹で出来ているので心が落ち着くんです。これも勝敗なんかどうでも良くなってくる有難いゲームなのです。

多人数用のルールもあって、他の人が置いた碁石を見て昨日何があったのかを当てるクイズっぽいコミュニケーションゲームとしても遊べます。こちらのルールは、正解すると碁石がもらえるので一応の順位が発生するんだけど、ルールによると「碁石を一番多く持っている人が一番気持ちを理解できる人です」との事。勝ちも負けも無いのです。

 

実際に遊んだ人の声

 

マドリーノ

建築士になって顧客の要望に応じながら自由に間取りを設計するというお絵描きゲーム。サイコロを振って玄関の場所をを決めたらゲーム開始です。サイコロを振ってその出目によってドアやトイレや浴槽などの設備が決まり、サイコロの出目で置く位置が決まるという運に左右されながら設計図を完成させます。その完成した間取りにタイトルをつけて、みんなで話し合って一番いい間取りを書いた人が勝ちというゲーム。大喜利みたいな感じですかね。

ルール的には勝者を決めるのでこのテーマには合わないゲームなんだけど、遊んでみると勝ち負けは全く関係ないんです。笑って終わり。しかも、大喜利が不得意な人でも変な間取りが出来上がるので誰がやっても面白い。

 

実際に遊んだ人の声

 

 

ゲームって勝ち負けという目的があるから、その過程が面白いと思ってました。でも勝敗なんかなくても面白いボードゲームは沢山あるんですね。よく考えたらゲーム中とは言え、直接攻撃があるゲームってちょっと気まずいもんなぁ…。勝ち負けという結果がなくても楽しめるとなると「一体、楽しいってなんだろう?」という疑問も湧いてきますね。

どうやら、この手のゲームは増えてるらしいんだけど他のボードゲームは見つけられませんでした。うーん残念…。でも、ここまで調べて書いたんだから褒めて下さい。