ながいタイトルのボードゲームがいっぱいあるなら文字数ランキングを作ってみたらいいじゃないかとホントに作ってみたベスト10

「なんだこのタイトルは?」と目を引くほどに長〜い名前のボードゲームってありますよね。

例えば「エセ芸術家ニューヨークへ行く」「テストプレイなんてしてないよ」「心臓発作にならないための10の方法」とか。人を食ったようなネーミングなんだけど1回は遊んでみたいなと思わせる不思議な魅力があります。

 

と言う訳で、長ーいタイトルのボードゲームってどんだけ長いのが存在するかを調べてみました。そして上位10個を順位付けです。

題してボードゲームのタイトルの長さBEST10!ルールとしては、サブタイトルは無視してメインタイトルの文字だけを数えました。読みじゃなく文字数。そして、海外のタイトルをそのままカタカナにしたものも除外しました。

 

さて、1位はどのゲームになるんでしょうか?10位からカウントダウン!

 

10位  

推しの尊さを語る君と知ったかぶりの私へ

19文字。

これだけ長くて第10位です。サブタイトルが「#推し語り」なので、SNSで発信する時はハッシュタグをつけないと長過ぎて大変なことになりますよ…と言ってるようなもんですね。

ゲーム内容は、自分の好きな事を熱く語るんだけど、1人だけ興味のない事を知ったかぶりで熱く語らなきゃいけなくて誰が知ったかぶりなのかを当てる正体隠匿系です。ルールを知ると納得のタイトルですね。

 

 

10位 

そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ

19文字。

実は10位は同数で3つあります。ネットニュースにも取り上げられて話題になったボディビルの掛け声をテーマにしたカードゲームです。

ボディビルダーと同じ色のカードを書かれている掛け声を言いながら出すというルールを読んだだけで笑ってしまう…。掛け声を3回掛けられるとボディビルダーが退場するので次のボディビルダーをよく見ておく必要があるようです。「背中に鬼が宿ってる」とか「親の大胸筋が見てみたい」とかを声に出すってだけで遊びたくなりますね。なかなかのバカゲー。

 

 

10位

俺の会社が労働裁判で潰れるわけがない‼︎

19文字。最後の「!」を1文字とすれば20文字なんだけど、パッケージを見ると半角だったので2つで1つとさせて頂きました。

ドキッとさせられるタイトルだけど、会社の社長になって大企業を目指すカードゲームです。

「ろうどうりょく」を「りえき」に替えて「りえき」カード10枚を目指すゲーム。でもこれがなかなか上手くいかないんですよ。ブラック企業さながらのイベントが連続して。笑って遊べるか身につまされるか。

 

 

8位 

三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい

20文字。

20文字のゲームは2つあるので8位が2つ。ひとつ目はコチラ。高杉晋作が唄ったといわれている都々逸がタイトルになっています。

この都々逸はいろんな解釈があるようです。このゲームでは『明日をも知れぬ志士の身なので遊郭で遊んでいても朝になって烏が鳴けば帰らなければいけない。それならば世界中の烏を殺しても、現実を忘れて過ごしたい』…という解釈を元にカードゲーム化。なので遊郭に居座るためにカラスを殺しまくるのが目的です。

 

 

8位 

陽気なハニーガールと浮気なシュガーボーイ

20文字。

8位タイはこちら。みんなが憧れるハイスクールのハニーガールであるキャシーを口説くという大喜利系のゲームです。テーマもアートデザインもアメリカンな感じ。

お題となる口説き文句の一部が伏せ字になっていて、持ってるカードを組み合わせてキャシー役に選んでもらえるような回答をします。回答が最も遅い人はキャシーを口説いているところをガールフレンドに見つかるという設定なのでマイナス点。じっくり考える訳にいかないんです。このルールがパーティーゲームとしてのテンポの良さを演出してますね。これもゲーム内容を端的に表したタイトルです。

 

 

7位 

サッカー戦術をボードゲームで表現できるか?

21文字。

二人専用のサッカー将棋ゲーム。ボードゲームとスポーツは相性が良くないというのが定説なのに、戦術の方に絞ってのゲーム化です。アクションゲームじゃありません。

グラウンドにマス目が書かれていて、そのグラウンド上の選手コマを動かしてシュートを決めるのが目的。選手ごとに動き方も違うし、選手が並ぶとボールをパス回ししたりホントにサッカーのよう。運要素が無くアブストラクトなので見た目がサッカーなだけでニュータイプの将棋です。一手が1分という設定で前半と後半合わせて90手で終わるのもサッカーっぽい。タイトルの問いに答えるなら、十分にサッカーを表現できてますね。

 

 

5位 

たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。

22文字。

22文字のゲームも2つあるので5位です。ひとつ目はコチラ。単語が書かれたカードを組み合わせてプロポーズを作り、選んでもらうのが目的の大喜利系ゲーム。

2017年に発売された説明不要な大ヒットゲームです。このゲームも「陽気なハニーガールと浮気なシュガーボーイ」同様、10秒以内にプロポーズの言葉を作るというプレイヤーを焦らせるルールがテンポを良くしてますね。しかもじっくりと長考出来ないので、クオリティが低くても仕方ないという大喜利が苦手な人には言い訳要素があるのも遊びやすい。

 

 

5位  

ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています

22文字。

5位タイです。ウサこまvsゾンビの鬼ごっこゲーム。ウサこまは脱出したら勝ち、ゾンビはウサこまに追いついて全てゾンビにしたら勝ちというチーム戦が楽しめるボードゲームです。ゾンビに捕まるとゾンビになって陣営が変わるのが面白いとこ。

テレビ番組「ボドゲであそぼ」の中で、声優の岡本信彦さんと堀江瞬さんが作った番組オリジナルのゲーム。ウサこまは番組のマスコットキャラクターで、そのウサこまがゾンビの巣窟から出口を目指して逃げるのでタイトルはそのまんまですね。

 

 

4位 

魔法道具が使えないなら物理攻撃ればいいじゃない

23文字。

キャラクターとアイテムの合計数を競う5~8人用の多人数対戦ゲーム。

9人のキャラから1人選んだらアイテムを持たせて、対戦相手を選んで勝負。正体隠匿の要素もあるし、アイテムによっては特殊効果が発動したり、なかなか派手な戦いになりそう。ちなみに脱字のような変な表記だけど、読み方は「アイテムがつかえないならなぐればいいじゃない」です。物理攻撃ればと書いて、殴ればと読む!

 

 

3位 

この天才科学者が主席になれないとでもいうんですか?

25文字。

これはまだ発売されてません。2020年11月発売予定。

このゲームが発表された時のニュース記事によると『最先端技術を扱う学院で天才科学者たちが首席を目指して研究の成果を競い合う、法則創造×キャラクター育成ゲーム』だそうです。透明なカードを重ね合わせ、研究成果を上げて得点を稼ぐらしい。透明なカードは上下どちらで重ねるかによって効果が違うみたいですね。面白そうだなぁ。

 

 

2位 

四個に分解した漢字一文字を三個のヒントで推測するゲーム

27文字。

四個に分解した漢字一文字を三個のヒントで当てるクイズゲーム。タイトルがそのままルール説明になってます。

漢字一文字を4つに分解して、4枚のお札型シートに書き込んで全員に1枚ずつ配ったらゲームスタート。インディアンポーカーのように自分の札だけが見えないように額の前に掲げて、全部合わせると何の漢字になるかを当てるというのがゲームの流れです。答えてもらえなきゃ得点にならず、すぐ正解が出ると点数が低いので、分かりそうで分からない漢字とギリギリ分からない分解が必要ですね。このままクイズ番組とかでやれそう。

 

 

さて、2位の「四個に分解した漢字一文字を三個のヒントで推測するゲーム」で27文字。この上があるって事ですよ。どのゲームが1位なのか思い浮かびますか?

最長タイトルのボードゲームは一体なんだ?!

 

それでは、第1位の発表です!!

 

ドキドキしますね……

そんなに長い名前あったっけ?

アレか?違うか?

 

 

最も長い名前のゲームは………

 

 

1位 

ラノベっぽい言葉を組み合わせて面白い文章になるわけがない!

29文字!

2位に2文字の差をつけての勝利です。

長いタイトルってライトノベルっぽいなぁと思ってたんだけど、その気持ちを見透かされたと言うか逆手に取ったタイトルでした。

ゲーム内容は、単語や助詞が書かれたカードを使ってお題に合う文章を作ったら、良い文章をみんなで投票して決めるというもの。ジャンルとしては大喜利系ですね。それはタイトルでなんとなく分かるけど。カードに書かれてるのがライトノベルのタイトルに使われてそうな言葉なので好きな人はたまらないでしょうね。

 

という事で最も長いタイトルのボードゲームは「ラノベっぽい言葉を組み合わせて面白い文章になるわけがない!」でしたー。改めて、長い!

ちなみに文字数じゃなく読みだと「ラノベっぽい言葉を組み合わせて面白い文章になるわけがない!」は34字で、「四個に分解した漢字一文字を三個のヒントで推測するゲーム」は35字。1位と2位が逆になるんですね。ここまで長いとどっちも優勝みたいなもんだけど。

と、言いたいところなんだけど……

 

実は、調べる前から除外してた超超超長いゲームタイトルがあるんです。ダントツ過ぎてレベル違いの規格外。

 

そのタイトルは……

 

 

光輝く高輪アンリミテッドエターナルゴールデングレイテストスーパーストロングゲートウェイ(仮称)

最長ボードゲームはこれでしょう。もうね、どうかしてる…。

47文字!

長いにも程があるでしょ。ランク外です、こんなのは。殿堂入りって事でランキングから外しておきました。

ゲーム内容はカードを1枚出して駅名を読み上げて、次の人はさらに1枚カードを付け加えて駅名を読み上げて…とドンドン長〜い駅名を作って一息で一気に読めなかったら負けというおバカなゲーム。

長い駅名を作るゲームなのでタイトルも長いんですね。インパクト十分!

 

長〜いタイトルのゲームはルールや中身を説明してるものがほとんどでした。インパクトもあるし、説明書の一部でもあると言えますかね。

いろいろ調べたんだけど漏れてるボードゲームもあるかも知れません。狙って長いタイトルにしてるボードゲームが他にもあるような気もするし。もし「光輝く高輪アンリミテッド〜」より長いタイトルのボードゲームを発見したら編集部までご連絡を。