2020年は様々なスケジュールが大きく変更になっている年です。誰しも少なからず影響を受けていることでしょう。しかし、世の中の状況とは関係なくお盆は例年の通り近付いて来ています。
実家に帰省すると、久しぶりに会う家族や親戚や友人など大勢で集まることも多いですよね。人が集まればボードゲームで楽しいひと時を過ごすというのも選択肢の1つです。
と言っても、ボードゲームを全くやったことのない人もいるだろうし、親戚の子供もいるかも知れないし、おばあちゃんも参加するかも知れない。こっち側の問題としてはカバンに入らないほど大きくて重たいゲームを持ち運びたくない……。どんなボードゲームを選んだらいいのか迷いますよね?そこでです!
帰省向きゲーム2020として選びに選んだ厳選の5つを紹介します。条件は
1.ルールがカンタン
2.子供でも高齢者でもOK
3.持ち運び可能な大きさと重さ
4.1年以内に発売
5.面白い
の5つです。
テーマはちょっと違うけど、帰省を意識したゲームは半年前に選んでいるので気になる方は下の記事を。プレイ人数の幅が広くて、初心者大歓迎の定番ゲームを中心に紹介しています。
今回は最新版。2020年のお盆はみんなでコレを遊べ!!
カタカナーシ2
カタカナ語を当てるクイズゲーム。
対象年齢8才〜 プレイ人数3~8人
1人が出題者で、他の人は解答者になります。出題者はカードに書かれたカタカナ語を、カタカナを使わずにヒントを出します。そのヒントを聞いて素早く正解を言った人が得点。ざっくり説明するなら英語禁止クイズゲームですかね。カンタンそうで意外とヒントを出せないのがもどかしくて楽しいんですよ。だって「エクレア」とか「DVDプレーヤー」とかカタカナ語を使わずヒント出せます?
人気ゲーム「ボブジテン」のリメイクが「カタカナーシ」で、今年7月に続編となる第2弾が発売されました。カードに書かれたカタカナ語はもちろん全て新しいものになっています。さらに「10秒以内に」とか「俳句風に」といった出題者を苦しめるイベントカードも入っているので、慣れてきたらイベントカードを加えて遊べば飽きずにず〜っと遊べますね。
定番中の定番だけど、ルールも単純だし、場所も取らないし、盛り上がるのでオススメ。
天才画家ボン ジュニア
イラストでお題を当てるクイズゲーム。
対象年齢4才〜 プレイ人数2~10人
1人が出題者で、他の人が解答者になります。出題者はカードに書かれた言葉を絵で表現します。8色のカードが沢山あるので、そのカードを使って答えとなる絵を描きます。その絵を見て素早く正解を言った人が得点。ざっくり説明するならカードお絵描きクイズゲームですかね。絵を描くと言うよりは、色のカードを並べるという説明の方が正確ですね。並べてイラストを作り上げるのがとにかく楽しくて、勝ち負けはオマケって感じ。
タイトル通り出題者の作品が天才過ぎて伝わらないことも多いけど、それがまた面白いんです。この手のお絵描きゲームは絵が下手な人や苦手な人がつまらなそうにしてる事もあるけど、このゲームはペンを使って絵を描くわけじゃないので「お絵描きはヤダ!」って人でも心配無用。カードを並べて何かを表現するゲームって他にあったっけ?これは発明ですよ。
元々の「天才画家ボン」は対象年齢が8才〜で、お題を子供でも分かる言葉に変更した「天才画家ボン ジュニア」は対象年齢が4才〜となっています。
ジャストワン
みんなでヒントを出して正解を当ててもらう協力型クイズゲーム。
対象年齢8才〜 プレイ人数3~7人
1人が解答者で、他の人がヒントを出す出題者になります。答えるのが1人なので「カタカナーシ2」「天才画家ボン」とは真逆です。全員がヒントを書いたら、解答者以外のみんなで見せ合います。もし同じヒントを書いた人は解答者にヒントを見せる事が出来ません。他の人と被らなかったヒントだけを見て解答者が答えます。当たれば得点。これを数回繰り返してより多くの正解を目指す協力ゲームです。
他の人と同じ答えを書かないように頭を悩ませるのが面白いところ。例えば「チョコレート」という答えに対して「バレンタイン」ってヒントでは他人と被っちゃいますからね。かと言って一番王道で分かりやすいヒントを避けて、マニアックなヒントを書いても他人と被ったりするんですけどね。その辺も含め面白い。
これは年齢が離れている人と遊ぶのにも向いてます、知識や感性の違いがあって。しかも2019年のドイツ年間ゲーム大賞に選ばれている事もあって面白さは保証つき!ただ今回紹介する中では最も箱が大きいので、そこだけご注意を。
SCOUT!
並び替え禁止の変則的大富豪ゲーム。
対象年齢9才〜 プレイ人数3~5人
最初に配られたカードを最初に全て出し切った人が勝ちのゴーアウト系と呼ばれるジャンルのカードゲームです。カードの出し方は2種類。前の人よりも大きい数字を出すか、前の人よりも枚数を多く出すか。複数枚カードを出せるのは、同じ数字をまとめて出す時と、数字を連番で出す時だけです。トランプの大富豪に似たゲーム性なので一度遊べばすぐに慣れるくらいシンプルなルール。
このゲームが面白いのは、持ってるカードの順番を入れ替えちゃダメという原則です。カードをちょっとずつ出して上手く手札を調整しないと複数枚出せないんですよ。カードが出せないときは、前の人が出したカードの中から1枚手札にスカウトして加える事も出来るので、それで手札の調整も可能です。ため息が出るほど良くできたルールですね。
何回でも繰り返し遊びたくなる中毒性の高いカードゲームなんだけど、対象年齢が9才~なのでこの中では最も大人向け。
スカルキング レジェンド
配られたカードを見て何回勝てるかを予想するゲーム。
対象年齢8才〜 プレイ人数2〜6人
全員が1枚ずつカードを出して誰のカードが一番強いかを比べるトリックテイキングと呼ばれるジャンルのカードゲームです。カードが配られた時点で何回勝てるかを予想します。ゲームは最初のプレーヤーが出したカードと同じ色のカードを出さなきゃいけないという原則があって、同じ色のカードを持ってなければ違う色を出しても構いません。全員カードを1枚出したところでルールに従って勝敗を確認します。最初に予想した数と同じ回数勝つと得点。
絶対に勝てると思ってたカードが負けたり、手札を見て負け続けるだろうと思ってたら他の人が持ってるカードも弱くて勝ち続けたり。いろんなドラマが起こる名作カードゲームです。2013年発売のゲームなんだけど、日本語版が去年発売されました。しかもカードの強さが一目で分かる早見表、拡張カード、多少の得点変更などなど単なる日本語版じゃなく遊びやすく改良されてます。
トリックテイキングって難解なルールのゲームもあるんだけど、これは分かりやすい方。理解すればするほど面白さに気付くゲーム性となってます。ただし今回紹介した5つの中では一番ややこしいかな。
この5つを2020年版の帰省向きゲームとして選出しました。クイズゲームが3つになっちゃったけど、3つとも違う面白さがあるのでね。「SCOUT!」と「スカルキングレジェンド」は何時間でも遊べちゃうヤツなので遊び過ぎにご注意を。
では楽しい夏の思い出を。