これは気になる!ゲームマーケット2020秋で注目の新作ボードゲーム18個を大紹介

遂にアナログゲームの祭典、ゲームマーケットが1年ぶりに開催されます!まさかゲームマーケット2019秋からこんなに間が空くとは思いもしませんでしたね。まずは今回のゲームマーケットの基本情報を簡単に。

期日 2020年11月14日(土)15日(日)

時間 10:00〜17:00

場所 東京ビッグサイト青海展示棟(りんかい線 東京テレポート駅から徒歩2分)

コロナ対策は当然として、いつもと大きく違うのは入場方法です。チケットが事前販売の電子チケットのみで、入場する時刻と滞在出来る時間が決められています。ちなみに一番早いのが10時入場で13時まで滞在OK。価格は3000円です。入場する時刻が遅くなれば遅くなるほど価格もドンドン安くなって、15時からの入場なら1000円となっています。

 

ゲームマーケットが1年ぶりと言いつつ、実は今年8月に入場時刻を定めた似たようなスタイルでゲームマーケットが開催されたんですけどね。出張版という番外編的なイベントでしたけど。アレはアレで主催者は大変そうだったなぁ…。その時のレポートはコチラ。

「ゲームマーケット出張版2020浅草」に行ってきた

8月の出張版は会場が狭かったから全てのブースを回れたんですよ。今回は広〜い東京ビッグサイト青海展示棟ですからねぇ。しかも、空気と客の入れ替えの都合で長時間会場に居座ることは出来ません。会場にいれるのは最長で3時間!ゲームマーケットってダラダラとブースを見て回って、試遊して、新しいボードゲームとの偶然の出会いが魅力の1つなのに…。ま、今年は仕方ない。開催出来るだけでもありがたい!あと基本的に試遊もありませんので。

 

という訳で、今回のゲームマーケットは時間が大切。要するに事前にいろいろ調べておかないとムダに時間が過ぎていくよ〜って話です。そこで気になったボードゲームをピックアップしてみました!ルール分からないけど面白そうってのも取り上げるので、参考にどうぞ。

 

ワームス

まず見た目が可愛い!こういうのは遊んでて楽しそうでいいじゃないですか。ブースはウ15土曜日のみ。

サイコロ振って、出目の数だけ自分の虫をクネクネとボード上で動かして、他人の虫にぶつからないようにするゲーム。虫の長さが一回ごと伸びていくので、ぶつかりやすくなっていくっぽい。とにかくサイコロでゲームを進めていくのはガチガチにならなくて良いですね。初心者や子供でも遊べるのは好印象。

 

ぽくちんとネコ

カードは「ぽく」「ちん」「にゃー」の3種類のみで、カードを出せなくなったら負けというルール。ブースはイ04土曜日のみ。

作者は米光一成さん。なんか「はっきよいゲーム」の続編的なカードゲームな予感がするなぁ。ぽく、ぽく、ちん、ぽく、ぽく、ぽく、ちん、にゃー…でカードを獲得していくそうです。出せなくなるとな〜む〜で脱落。意味は分からないけど気になる。

 

一合一会

日本酒と料理をうまくマッチングさせて味わいポイントを競うカードゲーム。テーマが珍しいのは目立ちますね。ブースはア08土曜日のみ。

日本酒と料理には香・旨・甘・芳・淡の5つの特徴があって、同じ特徴のカードを合わせて集めるのが目的。全員同時に欲しい料理を取り合うバッティングゲームのようです。ワイワイ楽しむ感じなのかな。

 

指感覚

これは今までに誰も思いつかなかったゲームじゃないですか?なんと、カードに書かれた数字がカードの厚さで表現されてるらしい。ブースはテ12土曜と日曜。

数字は1〜9で、1のカードが最も薄くて9のカードが最も分厚い。これを使って様々なゲームが出来るようですね。手触りをヒントにババ抜きやったり、手触りをヒントにポーカーやったり…。これって視覚に障がいがある人もハンデ無しで戦えるルールとか作れそう。いろんな展開がありそうよね。ホントよく作った、もはや芸術品。

 

Herbarium

綺麗なハーバリウムを作り上げるセットコレクションゲーム。ブースはテ11土曜と日曜。

ルールは公表されてないんだけど、とにかく美しい!それだけで正義。アートデザインは別府さいさんだし期待大。役も数種類で覚えやすいし、セットコレクション入門編として親しまれそうな予感がしますね。ハーバリウムって細長い小瓶にドライフラワーが入ってる観賞用のアイテムでしょ?だったら見た目にこだわるのは大切ですよ。ちなみにクラウドファンディングで目標達成して作られたゲームです。

 

ボムスカッド

世界が注目するOKAZU brandの最新作です。それだけでワクワクしますよね。ブースはト13土曜と日曜。

爆弾処理班になって爆弾を解除する協力ゲーム。裏向きで並べられた相手のタイルを推理して、自分の持ってるタイルと合わせていくババ抜きみたいな感じのゲームのようです。シナリオをクリアしていくタイプのゲームで、シナリオは50もあるそうな。これはやり応えありそう。

 

ライズオブザメトロ

地下鉄の路線図を作っていくアブストラクトゲーム。鉄道ゲームはハズレが少ないですからね。ブースはイ14土曜日のみ。

ルールは公表されてないんだけど、線路をボード上に置いていって他人の路線とぶつかると駅が完成。他の路線が繋がると更に駅が成長して、出来るだけ利用者数が多い路線を作るみたいなゲームっぽいです。陣取りなんだけど他人と共闘しなきゃいけないのかな?最後に路線図が出来上がるのが素敵です。デザインもシンプルでカッコいい!

 

ナインタイル サンリオキャラクターズ

オインクゲームズの「ナインタイル」のコラボ商品が発売されます。ブースはG13土曜と日曜。

コラボレーションの相手がなんとサンリオですよ!全員同じ組み合わせの9枚のタイルを持って、いち早く指定された並びにするという単純明快のゲーム内容は今更説明するまでもないけど、こういうコラボ展開をするなんて。しかもタイルが大きくなってるらしく、見やすくて遊びやすいという作りになってるんですね。ドブルみたいにいろんなアニメとか映画とかとコラボ商品出して欲しいなぁ。

 

ギャルメゾン渋谷

ギャル語を駆使してウェイターに正しいフランス料理を伝える協力型コミュニケーションゲーム。ブースはケ02日曜日のみ。

ルールを読むとどんなゲームだよ…と言いたくなるんだけど、使える言葉が制限されている状態で何かを伝えるってワイワイ楽しめるかも知れないですね。しかも使えるのはギャル語だけという謎の縛り。協力型だし、こういうのは意外とYouTubeとかで映えそうな予感。

 

タングルウィード

西部劇でコロコロ転がるタンブルウィードを育成して販売する拡大再生産のタイル配置ゲーム。ブースはF11土曜と日曜。

購入したタイルを配置して土地を広げると、風が吹いてタイル上のタンブルウィードが行き止まりまで転がって種を落とすという動きをするみたいです。その種はラウンドが進むと成長してタンブルになるので、そのタンブルを相場の価格で販売して稼ぐというのがゲームの流れ。タンブルウィードがモコモコしたフェルトの玉らしくてコンポーネントも気になる。

 

パフューマリー

様々な香料を配合して新たなフレグランスを作り、ブランドの価値を高めるのが目的のボードゲーム。ブースはD08土曜と日曜。

カードをドラフトで獲得し、コマを配置してアクションを行うワーカープレイスメントで、香料を集めたら手元でこねくり回してパズルのように香水を作るという、この手のゲームが好きな人はたまんないヤツですね。ドラフトとカードコンボとワープレですから。あとエッセンストークンという駒の出来が良過ぎ!

 

ニャーメンズ2

ネコのお面を被った「ニャーメンズ」の第2弾が誕生!と言ってもキャラクターが同じなだけで、拡張とかじゃなく独立した別のゲームっぽいですね。ブースはD12土曜と日曜。

自分の手札から自分チームのカードを2枚出して、数字比べで勝敗を決めるカードゲーム。その数字比べのルールが毎回変わるので一筋縄ではいかなそう。というか自分チームのカードを他人に出させるのが最大の駆け引きになってて、単純ながら読み合いが熱そうです。

 

なんだって授賞式

ゲームとゲームの合間に遊ぶゲームっぽくないゲーム。これもよく考えついたねぇ〜というコミュニケーションゲームですね。ブースはG08土曜と日曜。

直前に遊んだゲーム内容を対象に「才能あるで賞」とか「うっかりさんで賞」などの賞に相応しい人を投票で決定して表彰するという内容です。ハッキリ言っちゃうとゲームじゃないんです。でも、ボードゲームって終わった後にいろいろ話し合う事で何が面白かったのか何が嬉しかったのかが確認出来るんですよ。ササッと片付けると面白いボードゲームでも印象が薄くなったりしますからね。直前に遊んだゲームがより面白くなるコミュニケーションツール。

 

きまぐれ単位

タイルとタイルの距離を当てるパーティーゲーム。ありそうでなかった距離計測ゲームですね。ブースはネ12土曜と日曜。

タイル間の距離を当てるだけのゲームで、親指と人差し指を広げた幅とか親指の太さとかが単位になります。カードで指定された単位でタイルの間が何個分の距離かを予想するというもの。今回このページで紹介したゲームの中で最もユルいゲームかも知れません。でも単純ゆえ誰でもすぐ遊べるのは強みでしょう。こういうゲームって初心者を呼び込むきっかけになりそう。

 

バック・トゥ・ジ・アース

惑星を探査するアクションゲーム。ブースはイ09土曜日のみ。

カプセルと粘土で惑星を作ってからゲームスタートってのがすでに面白い。そして、惑星の引力を利用して探査機の起動を変更する「スイングバイ」を磁石の力によって見事に再現することに成功した奇跡の物理アクションゲームです。後々まで語り継がれそうなゲームだなぁ。珍品。

 

セブンセグメントトリックス

セグメントを使う事で数字を変えられるトリックテイキングゲーム。ブースはネ11土曜と日曜。

カードに書かれた数字はデジタル時計のような表記になっていて「6」をひっくり返して「9」として使ってもいいし、「3」にセグメントを1本足して「9」にして使うことも可能なようです。そして最後に残ったセグメントの数とトリックを取った数がピッタリになるのを目指すゲームのようです。これは面白そう!

 

みんなのティーブレイク

紅茶に合うスイーツを集めるトリックテイキングゲーム。ブースはト12土曜と日曜。

数字の最も大きい人が全てのカードを獲得する単純なトリテ。ただしスイーツによっては集め過ぎると0点なので、取り過ぎてもダメ。取るのを拒否するためにチップを使ったり、チップを使うことでカードを最大の数に変更出来たりしてちょっとクセのあるゲームになっています。前回の「みんなのお茶請け」が傑作過ぎたので、お茶シリーズっぽいし面白いはず。

 

ルルディック

毎回ウッドバーニングで見事な木製ボードゲーム作品を発表するノスゲムの新作です。ブースはク01土曜日のみ。

まず個数が10個限定。そして、このゲームの何が凄いって価格が高い。なんと8万円!80000円ですよ。長いゲームマーケットの歴史で最も高価なボードゲームでしょうね。「そんなの誰が買うんだよ!」と思う人もいるでしょう。残念ながら購入希望者多数で抽選が行われまして、すでに購入する10人は決まっております。ルールとかじゃなくとにかく存在が気になる。早い時間にブースに行けば実物見れるかも知れませんね。

 

カタログを読み、Twitterで出展者のツイートをチェックして、気になるものを紹介しました。個人的に気付いた事は、今回はトリックテイキングが結構多いなぁと。トリテが流行なのかなぁ。あと、ババ抜きをベースにしたゲームが結構ありますね。これも偶然なのかな?

もちろんここで紹介した他にも面白そうなゲームは沢山あるし、情報をギリギリまで出さないところもあるしね。あくまでも参考にして頂ければ。