人も集まったのですぐにボードゲームを始めようと思っても、ルール説明に時間を取られることがありますよね。全員がルールを理解したうえで遊ばないと不公平だし、何も進められないのでルール説明を省略することは出来ません。ボードゲームのルール説明は俗にインストと呼ばれますが、ゲームによってはインストだけで30分以上掛かる重量級のボードゲームもありますからね。
番組を作ってる放送作家やディレクターに話を聞いたところ、YouTubeなどでボードゲームの配信をしたり、テレビ番組でボードゲームを遊ぶ企画の時に頭を悩ませるのがルール説明だそうです。ダラダラと長時間かけて説明はしたくないけど、ちゃんと丁寧に説明しないと遊ぶ側も見る側も分からなくないというジレンマ。生放送となればなおさらでしょう。他にも何かのイベントで大勢の人前で長いルール説明はダレてしまいます。
そこで、1分も掛からず30秒程度でルール説明を終えて、すぐに遊べてしまう面白いボードゲームを、ジャンル別に分けて19タイトル紹介します。いろんなところで重宝することでしょう!
では、プレイ時間と対象年齢とプレイ人数、ゲーム説明も数行だけ。文章も出来るだけ短くして紹介します。
ワードゲーム系
ワードスナイパー
《ワードスナイパー/10〜20分/6歳〜/2〜6人》
表にひらがな1文字・裏にテーマが書いてあるカードを山札にして、1枚カードをめくったら出た文字で始まるテーマの言葉をいち早く答えるのが目的。
ボブジテン
《ボブジテン/30分/10歳〜/3〜8人》
1人が出題者となり、カタカナ語の答えをカタカナ語は使わずにヒントを出して、他の人が答えるのが目的。
バランスゲーム系
ワニに乗る?
《ワニに乗る?/15分/4歳〜/2〜4人》
サイコロの出目の指示に従って自分の動物コマをワニの上に置き切るのが目的。バランスを崩して動物コマを落とした時は引き取らなければいけません。
リベリウム
《リベリウム/20分/10歳〜/1〜10人》
三脚に設置したカードをスタート地点にして、4つの穴が空いたカードを他のカードに触れないように1枚差し込んで、崩さないようにするのが目的。カードを崩したり落とした人が負け。
キャッチ・ザ・ムーン
《キャッチ・ザ・ムーン/20分/6歳〜/2〜6人》
サイコロの出目に従って、雲をスタート地点として月に向けてハシゴを掛けていくのが目的。3回ハシゴを落とした人が負け。サイコロの出目は「ハシゴ1つに触れる」「ハシゴ2つに触れる」「最も高い位置に置く」の3つだけ。
アブストラクト系
ゴブレット・ゴブラーズ
《ゴブレット・ゴブラーズ/5分/5歳〜/2人》
交互に自分のコマを置いて、一列に自分のコマを3つ並べた方が勝ち。コマは中が空洞で大きさは3種類あるので、小さいコマに被せて置くことが出来ます。
コリドール
《コリドール/15〜25分/6歳〜/2 or 4人》
自分のコマを1マス動かして、相手より先に向こう側にたどり着いた方が勝ち。コマを進める代わりに壁を置いて相手の邪魔も出来ます。
ノッカノッカ
《ノッカノッカ/5〜20分/6歳〜/2人》
自分のコマを1マス動かして、相手より先に向こう側に1個たどり着いた方が勝ち。相手のコマの上に乗ることも出来て、乗られたコマは動けなくなります。全て動けなくなった場合は負け。
アクション系
スリルボム
《スリルボム/15〜25分/6歳〜/2~4人》
すり鉢状の中に黒いボールをぐるぐると投げ入れて、黒いボールが落ちてゴールに到着するよりも自分のボールを遅くのゴールさせるのが目的。他人のボールよりゴールが早ければ早いほど高得点ですが、黒いボールより早くゴールするとマイナス点になります。先に10点獲得した人が勝ち。
バウンス・オフ!
《バウンス・オフ!/15分/7歳〜/2〜4人》
自分のピンポン球をワンバウンドさせてボードに投げ入れて、カードに書かれた形に置いた方が勝ち。
パケット
《パケット/5分/8歳~/2人》
8個のコマを手元のゴムバンドで弾いて中央の穴を通し、全て相手のエリアに入れた方が勝ち。
クラスク
《クラスク/10分/8歳〜/2人》
ボードの下から磁石でコマを動かして、相手の穴にボールを入れると1点獲得。コマが穴に落ちたり、磁石の白くて小さいコマが2つくっついたら相手が1点。先に6点獲得した方の勝ち。
タンブリンダイス
《タンブリンダイス/30分/14歳〜/1〜4人》
上の段からサイコロを転がして、止まったエリアの数字×止まったサイコロの出目が得点。4個のサイコロを転がした合計点が最も高い方が勝ち。
侍石〜JISHAKU〜
《侍石/15分/14歳〜/2人》
交互に強力な磁石コマを波型スポンジのくぼみに置いて、他の磁石にくっつかないように置くのが目的。くっついた磁石は引き取り、手元にある磁石を先になくした方が勝ち。
3秒トライ!
《3秒トライ!/10〜20分/8才〜/2〜7人》
ボード上部から下部まで鉄球が転がり落ちる3秒の間、お題カードに書かれたことを何回出来るかを競り、最も多くの宣言した人が挑戦して成功を目指すのが目的。お題は「四字熟語いくつ言える?」「国の名前いくつ言える?」「片足ジャンプ何回できる?」など。
ナインタイル
《ナインタイル/15分/6歳〜/2〜4人》
模様が描かれた9枚のタイルを手元に置いて、お題カードに書かれたタイルの並びと同じ形にひっくり返したり並べ替えて完成させるのが目的。先に4回成功した人が勝ち。
くるりんパニック・リターンズ!
《くるりんパニック・リターンズ!/5分/4歳〜/2〜6人》
全員の中心をグルグル飛び回る電動の飛行機をタイミングよくペダルで弾き飛ばして、他人の手元に並べてあるコインを落とすのが目的。最後までコインが残った人の勝ち。
その他
スプリット
《スプリット/10分/6歳/2〜6人》
ブロックのピースが描かれたカードを16枚並べてお題カードをめくったら、合体すればお題と全く同じ形になる2枚のピースカードをいち早く見つけるのが目的。
トータスメダル
《トータスメダル/5分/6歳〜/2〜4人》
数字が書かれたタイルを全て裏向きで並べ、1枚ずつめくって合計数がピッタリ10ならタイル獲得。11を越えればタイルを裏向きに戻してタイルは取れません。タイルをたくさん集めた人が勝ち。
しっかり丁寧にルール説明をしても1分ちょっとのゲームでした。ルールは手短だけどゲームは面白。動画や番組作りだけじゃなく、サクッとゲームを始められるのでいろんな場面で役に立つボードゲームですね。