名作やキッズ向けが多数! 卯年の2023年に遊びたいウサギのボードゲーム13選

2023年は年。ウサギです。

干支で言えば、癸(みずのとう)になります。癸は生命の終わりや次の新たな生命の成長などを意味して、ウサギが飛んで進むという意味合いもあって癸の年は何かをスタートのに縁起が良いと言われています。

ボードゲームが気になっていたけど手を出してなかった人にとって、2023年はボードゲームを始めるのにピッタリな年なのです。何故なら、ウサギのボードゲームが結構多い! そして、面白いものや初心者向けが多いという偶然。今から始めるならウサギのボードゲームがオススメなんですね。

というわけで、2023年に遊ぶべきウサギが関係するボードゲームを13タイトル紹介します。

うさぎとカメ かけ引き大レース

〈うさぎとカメ かけ引き大レース(ロッティカロッティ)/26人/8歳〜/45分〉

ニンジンカードを出して自分のウサギを進めていち早くゴールするのが目的のすごろくゲーム。

元々は『ウサギとハリネズミ』というタイトルで40年以上も前に発売された名作です。第1回ドイツ年間ゲーム大賞にも選ばれています。何度かテーマを変えてリメイクされていますが、このバージョンはイソップ童話の「うさぎとかめ」そのものの世界観なのでイメージしやすいですね。

バニーキングダム

バニーキングダム24人/12歳〜/45分〉

ウサギ国の領主になって世界を征服するエリアマジョリティゲーム。

カードに書かれた場所にウサギ駒を配置し、建物を建て、目標となる条件を満たして得点を稼ぎます。ややこしそうに見えるゲームですが、やることはシンプルで全員同時プレイなので待ち時間が少なくサクサク遊べるのも魅力です。なんと言ってもウサギが立ち上がったような姿をした駒が可愛く、ボード上にウサギがドンドン増えていくのを見てるだけでもニヤけてしまいます。

うさぎのニーノ

うさぎのニーノ25人/3歳〜/1015分〉

巣穴からウサギをたくさん救い出したら勝ちのボードゲーム。

サイコロを振って出た色の穴にウサギを移動させ、出た色の穴にすでにウサギがいた場合はウサギを救い出せます。ホントにこれだけの運要素100%の子供向けゲーム。対象年齢が3歳からになってます。数えきれないほどのボードゲームを作っているライナー・クニツィアの作品です。ウサギ駒の耳がフェルト製で、絶妙に垂れ下がった耳を表現してるのが素敵。

にんじん山のうさぎレース

〈にんじん山のうさぎレース/24人/4歳〜/30分〉

ニンジン山の頂上を目指すすごろくゲーム。

カードをめくって書かれた数だけ自分のウサギを進めてゴールを目指すシンプルなすごろくです。立体的な作りのニンジン山を登っていく感じが楽しいですね。ニンジンカードをめくった時は頂上のニンジンをグリッと回すことになっていて、どこかのマスに穴が開いてウサギが落ちるギミックが最高!

ラビットラリー

〈ラビットラリー/2〜4人/4歳〜/15分〉

黄金のニンジンがある離れ小島を目指すボードゲーム。

サイコロを振ったら出目に対応する色の橋を見て、自分のウサギがいる場所から橋が掛かりそうな位置に駒を置いて橋を繋げる目測のゲームです。いち早く離れ小島に到着するのが目的なので少しでも先に駒を置きたくなりますが橋が届かなければ全く進むことが出来ません。なので、駒の置く場所にドキドキ、橋を掛ける時にドキドキというギャンブルゲームのようなスリルを味わえるキッズ向けゲームです。

ピザって10回言ってみて?feat.うさぎ帝国

〈ピザって10回言ってみて?feat.うさぎ帝国/38人/8歳〜/1520分〉

出題者が読み上げたクイズにより多く正解するのが目的のクイズゲーム。

タイトルで分かるように「ピザって10回言って下さい」と10回言わせた後で、肘を指差して「ここは何でしょう?」と問題を出す10回クイズが何問も入っています。うさぎ帝国はイラストレーターのendoさんが作った人気キャラクターで元々シュールな世界観の漫画なので、10回クイズを普通に遊んでも疑問は抱かないはず。

薙兎〜そると〜

〈薙兎〜そると〜/2人/10歳〜/1530分〉

交互にウサギ駒を動かして、相手の白駒を取ったら勝ちの2人用アブストラクトゲーム。

駒の動き方が書かれたステップカードを選んだら、その動き方で相手がウサギ駒を動かすというのがこのゲームの特徴。敵の動きを自分で決定するのです。アッと言わせる美しい駒のゲームをたくさん制作しているダイスキャスターズの作品で、『薙』はその中でもかなりの出来。この半透明のウサギ駒だけで目を惹きますね。

ラビットハント

〈ラビットハント/24人/8歳〜/20分〉

他人のウサギを3匹捕まえるのが目的のタイル配置ゲーム。

配られた3枚のウサギを他のタイルに混ぜてこっそり畑に配置していくのがゲームの流れで、どこにウサギを置いたのかまだ置いてないのかというブラフゲームの要素があります。それにしても絵のタッチが独特。こんなに歯が出てるウサギのイラストはなかなか見ませんよ。台湾のメーカーから発売されているゲームで台湾では王道のウサギなのか、アートワークを担当した人がかなり特殊な筆使いの人なのか。

ラ・ビブリア

〈ラ・ビブリア/2人/8歳〜/30分〉

質問を繰り返して相手が持っている全てのカードを当てるかラビカードを当てたら勝ちの2人用推理ゲーム。

たった14枚のカードしか使わず本格的な推理が楽しめるカードゲーム。特定のカードだけは嘘をついてもいいというのがゲームに揺らぎをもたらして、疑心暗鬼になるのが面白いところ。ちなみにゲームデザイナーの名前は「」で、他に『ラビットストリーム』『ラビット・イン・ユー』というウサギのボードゲームを作っている方です。

ディクシット

ディクシット/3〜8人/6歳〜/30分〉

語り部役の人がタイトルを付けたカードがどれなのかを当てるコミュニケーションゲーム。

2010年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いた名作で、拡張も多数作られています。写真は旧版で、現在販売されているリニューアル版とはちょっとデザインか違っています。カードに描かれたイラストの美しさに目を奪われがちですが、得点を表すための駒が何故かウサギなんですよね。なんでウサギなんだろう…?一応、ウサギゲームということで。

ゴーゴージェニー

〈ゴーゴージェニー/2〜4人/6歳〜/10〜30分〉

丸く並べたカードを周回して前のウサギを追い越したら勝ちのメモリー系すごろくゲーム。

トランプの神経衰弱の要領で、進む先のカードと同じカードをめくったら自分のウサギ駒を進めます。カードがハート型というだけで可愛さ満点ですが、なんとカードには動物のお尻の写真が印刷されているのです!動物のお尻だらけ!こんなゲーム他にないでしょう。

ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています

ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています48人/12歳〜/1540分〉

ウサギチームとゾンビチームに分かれ、ダンジョン内で鬼ごっこをするチーム対抗ゲーム。

ウサギチームはダンジョン内を探索してカギと扉を見つけて脱出するのが目的で、ゾンビチームは全てのウサギを捕まえてゾンビにするのが目的です。TV番組『ボドゲであそぼ』のキャラクターをモチーフに、声優の岡本信彦さんと堀江瞬さんの2人で作った現役声優制作ボードゲームという変わりダネ。

ウサギの火星劇団

〈ウサギの火星劇団/2人/10歳〜/30分〉

火星に降り立ったウサギ族が宝塚風衣装に扮して耳組と餅組に分かれて興行勝負を行う2人用対戦ゲーム。

ロンデルシステムを使い、団員を集めて公演を行って人気を競うというゲームです。それにしても火星で演劇とはぶっ飛んだ設定ですね。ゲームデザイナーはショーナンさんで、今までに『ウサギの都市計画』『ウサギのカレー』『ウサギの黄金時代』『ウサギの政略結婚』『ウサギの寄席亭主』『ウサギのロストレガシー:聖杯探索』などウサギのゲームを多数作っている人物です。


ウサギは外見が可愛いからなのか、子供向けのボードゲームが多いようです。そして人気のある動物なのかウサギをモチーフにしたゲームが結構な種類あるのが分かりました。

ぜひ2023年に遊んでみましょう!