春爛漫!! 花をテーマにした美しいボードゲーム13選

3月中旬からかなり暖かくなってきました。もう春です。桜の開花宣言は全国的に例年より早めだったこともあり、桜以外の花も早めに咲いているようです。外出すれば花壇や公園には綺麗な花や草木が街に彩りを加えていて、春の訪れを祝福していますね。花は見るだけで心をときめかせてくれる不思議な力があります。

そこで、遊ぶだけで春の到来を感じられる花をテーマにしたボードゲームを13タイトル紹介します。

コテージガーデン

コテージガーデン14人/8歳〜/4560分〉

庭師になって、自分の庭を作るタイル配置ゲーム。

花が描かれたタイルを獲得したら、自分の個人ボード上にキレイに埋まるように置いていきます。他の人が欲しがりそうなタイルを先に取って邪魔をするなど他人との絡みもありながら、実にシンプルなゲームなので初心者にもオススメ。ゲームが終わる頃には色とりどりの花が敷き詰められて美しい庭が完成するのがいいですね。

フロリフェラスカードゲーム

〈フロリフェラスカードゲーム/14人/14歳〜/2030分〉

花や彫刻を集めて庭園を作るセットコレクションゲーム。

カード数枚を縦に並べて、5列作ったらスタートプレイヤーから欲しいカード1枚を獲得します。列の上段のカードを獲得した人が次の列のカードを最初に選ぶ権利があるので、下段に欲しいカードが置いてあると獲得すべきか次の列のために諦めるべきか非常に悩まされます。集めたカードの組み合わせによって得点が違ってくるので、高得点を目指して繰り返し遊びたくなるゲームです。60枚のカードは全て違う絵が描かれていて、とにかく綺麗すぎます。コマが花の形をしているのもポイント。

チューリップ・バブル

〈チューリップ・バブル/35人/10歳〜/4560分〉

投機家になって、チューリップの球根を売買してお金を稼ぐ経済ゲーム。

市場に並べられたチューリップを安く買って高く売ることで利益を得て、伝説の黒いチューリップを購入すれば勝ちです。みんなに買われて数が少なくなったチューリップは高価になり、売れ残ったチューリップは安価になります。2ラウンド先までチューリップが並べてあるので、次はどのチューリップが値上がりするかを注意しながら売買するのがゲームのメインです。価格が急騰した直後に値段が安くなりバブルが弾けたという17世紀のオランダで実際に起きた社会事件をモチーフにしたゲームです。

ミニガーデン

〈ミニガーデン/14人/8歳〜/15分〉

指定された花を使って庭を作るアクションパズルゲーム。

サイコロを振って、5種類ある花それぞれの数を決定します。持っているカードを好きなだけ置いて、サイコロで決定した数と同じ花をいち早く並べたら勝ちです。かなりシンプルなルールですが、サイコロの出目によってお題が変わるので何度も遊びたくなる中毒性があります。

エイジ オブ フローラ

〈エイジ オブ フローラ/14人/10歳〜/3060分〉

花卉買い付け業者になって、花を集めて貴族と契約するセットコレクションゲーム。

山札から1枚ずつフラワーカードをめくって、めくったカードを全て獲得する坊主めくりのようなゲームです。ただし、6種類の花が全てめくられるか1種類の花が5枚めくられたら失敗となってカードは獲得出来ないので、丁度良いタイミングで止める必要があります。強制的にカードをもう1枚めくらなきゃいけないワンモアカードもあって盛り上がりやすい作りになっています。集めたカードに書かれたアイコンを7つ集めると契約が出来て、契約の数を競います。

フワラーズ・オブ・バルコニー

〈フラワーズ・オブ・バルコニー/24人/8歳〜/15分〉

自分が担当する色の花を3つ咲かせるのが目的の正体隠匿ゲーム。

担当の色を秘密裏に決定してからゲームを始めます。瓶を振って花コマを出し、出てきた個数に応じて花コマを色ごとに並べます。花コマの高さが何もないバルコニーの高さになったら、そのバルコニーに花が咲いて、自分の担当の色の花が3つ咲いたら勝利です。がちゃがちゃと瓶を振るのが単純に楽しいですね。そして、キャンディのような美味しそうで綺麗なコンポーネントが可愛らしい!

ダンデライオン

〈ダンデライオン/2〜3人/8歳〜/10分〉

タンポポの綿毛を庭園に飛ばしてどれだけ繁殖させるかを競うダイスゲーム。

複数のサイコロを一気に振って、そこから1つ選んでコマを進めるすごろくゲームです。選んだサイコロを進んだ所に置いてダイスの個数だけ得点獲得。さらにマジョリティ争いに勝つと出目が得点になります。短時間でガチガチの頭脳戦が楽しめます。宇宙がテーマだった日本の同人ゲーム『Birth』をアメリカのメーカーがタンポポにテーマを変えてリメイクしました。

花とミツバチ

花とミツバチ24人/8歳〜/3045分〉

ミツバチになって、花の蜜を集めてハチミツを作るセットコレクションゲーム。

ボード上に置かれたたくさんの花の蜜を獲得し、個人ボードの上に指定された形で配置出来れば勝利点となるハチミツを得ることが出来ます。ミツバチは進む方向によって移動歩数が決まっているので行きたい場所があっても思った通りには進めず、ミツバチがぶんぶん飛び回っているように見えてきます。そして、獲得した花の蜜は移動した歩数に応じて配置する場所が決まっているのでゲーム中ずっと苦しくて悩みっぱなし。ミツバチが立体的で、花タイルが花の形でコンポーネントが凄く凝っているゲームです。

ペトリコール

ペトリコール/1〜4人/14歳〜/20~80分〉

雨雲になって天候を操り、花や草木を育てるエリアマジョリティゲーム。

アクションカードの投票によって天候が決まり、雨を降らせ、育った植物への貢献度を競います。キックスターター発のボードゲームということもあって、見た目が凝ってて可愛い。カードには草木が淡い水彩画風で描かれ、半透明の水滴コマも綺麗。特に水滴コマを入れる四角い雲トレイが秀逸です!

フロリストリー

〈フロリストリー/35人/10歳〜/45~75分

花屋の研修生になって、優秀なフローリストを目指す拡大再生産ゲーム。

4色のサイコロから2つ選択して振り、出目を資源にしてサイコロと同じ色の花を獲得します。花カードが集まったら花束が描かれた注文カードを達成して最終的な得点を競います。拡大再生産の名作『宝石の煌き』に似たゲームですが、サイコロを振るドキドキ感や花を集めて花束を作るという直感的にイメージしやすいテーマ、そして何と言っても可愛らしいコンポーネントも相まってこっちの方が好きな人も多いはず。

ヴェルダント

ヴェルダント/1〜5人10歳〜/30~45分〉

家の中に観葉植物や家具を配置して美しいインテリアを目指すカード配置ゲーム。

カードとトークンを同時に獲得して、並べ方によって点数が決まるパズルゲームです。観葉植物はベストな日当たりが決まっていて、条件を満たした部屋の隣に置くと得点獲得。家具タイルは同じ色の部屋の上に置くと得点獲得。2022年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いた『カスカディア』をカードにしたようなゲーム性で、観葉植物の配置がかなり悩ましくパワーアップしています。

羊と花畑

〈羊と花畑/1〜4人/8歳〜/15〜30分〉

個人目標の達成を目指すタイル配置ゲーム。

手番では、花畑などの地形などが描かれたタイルをめくって繋がるように配置するだけ。名作『カルカソンヌ』風のゲームと言えば伝わるでしょうか。ゲームを始める前に得点の条件が書かれた目標カードを1枚受け取って、その条件を満たすようにタイルを配置していきます。さらに右隣の人と共通の目標カード、左隣の人と共通の目標カードもあるので協力要素もあります。2022年に『フロンティア・ウィズ・ブラウニーズ』というタイトルで妖精をテーマに変更してリメイクされました。

お花見!場所取りバトル

〈お花見!場所取りバトル/24人/12歳〜/20〜30分〉

平社員になって、お花見の場所取りをするエリアマジョリティゲーム。

アクションカードを駆使して、場所取りのシートを増やしたり他の人のシートを減らして、最終的にシートの下にある桜の数を競います。カードが「パリピのインターン生」「局地的豪雨」「DQNの新卒」などなど、いちいち笑える内容なのが遊んでて楽しいですね。桜に関するボードゲームは多々ありましたが、これだけをピックアップしました。


花は身近な存在なので数は多いですね。ビジュアル的に映えるのはもちろん、花の種類が多いのでゲームの題材として向いてるんでしょう。それにしても花のゲームを集めてみると、1人で遊べるソロルールが含まれているものが多いことが分かりました。花と1人って親和性が高いんでしょうか?