どんなに遊んでも酔わない。お酒がテーマのボードゲーム18選

今までで最も長い緊急事態宣言が明けて、2021年10月からいろんな事が全面解除となりました。各都道府県によってやり方が違うので一概には言えませんが、飲食店でお酒の提供を再開したところも多い事でしょう。

ってな訳で、この機会にをテーマにしたボードゲームを調べてみました。身近なテーマなのか結構な数あるんだけど、その中から18タイトルをアルコールの種類別に紹介します!

ビール編

ビール侯爵

とりあえずビールから。

育てた麦・ホップ・水を醸造所に売って、そのお金で宮殿を建てるのが最終目的のボードゲーム。稼いだお金でゲームを有利に進める建物を建てる拡大再生産の要素があるのでやれる事がドンドン増えて楽しいんです。だけど、いずれはその建物を潰して何の能力も無い宮殿を建てなきゃいけないというちょっと変なシステムのクセがあるビールゲームです。

ヘブン&エール

修道院の院長になり、作物を栽培しつつ修道僧を雇ってビールを作るボードゲーム。ビールを作ってる感じは全くないんですけどね。個人ボード上に材料や修道僧をいい感じに配置して、一気に能力を発動させるのが気持ちいいゲームとなっています。ルールが細かい部分もあってややこしいんだけど、他人より早く目的達成を競ったりしてルールを覚えれば楽しく遊べます。

ホッピンガレージ

各々がビール職人になり、必要な材料を集めて目標のビールを作る協力ゲーム。手札からカード1枚取ったら隣の人に残り全てを渡すというドラフトを繰り返してビールを作っていきます。サッポロビールが制作してるだけあってカードに書いてある「ペールエール」「ベルシャンホワイト」などの情報は本格的。遊びながら勉強になっちゃいます。

ホップビアー

木製のビール瓶の上部が強力な磁石になっていて、王冠を投げて沢山くっつけるアクションゲーム。遊び方は3つあるんだけど正確なルールはどうでもよくて、見た目で分かる通り遠くから投げて「カチッ」とくっつけば超盛り上がります。これこそビールを飲みながら遊びたい!

 

ワイン編

ワインと毒とゴブレット

ゴブレットの中にワインか毒を注ぎ、標的となる人に毒を飲ませるブラフゲーム。他の人には見せないように毒トークンを入れたり解毒剤を入れたりするのが本当にドキドキするゲームで、プラスチックながらゴブレットの出来が良くて雰囲気も最高。チーム戦になると正体隠匿ゲームになるので、さらに面白くなります。これは何も飲まずに心理戦をじっくり味わいながら遊びたい。

ワイナリーの四季

ブトウの樹を植え、収穫して醸造し、ワインを出荷してワイナリーを経営するワーカープレイスメントゲーム。春夏秋冬コツコツとワインを造るんだけど、訪問者によって相手を出し抜いたりなかなか派手な展開を見せます。やれる事は多いけどルールは単純なので多くの人に遊んでほしい中量級ボードゲームです。

ワイン商

ワインを競り落としたら、ワインセラーにピラミッド状に並べて高得点を目指すカードゲーム。ワインを使ってワインを落札するのがユニークで、獲得したワインワインセラーに置くか、次の競りに使うか非常に頭を悩ませます。競りに使ったカードは他人の物になったり、雲をつかむような不思議なゲーム感ですね。

 

日本酒編

酒魅人

蔵の杜氏になって日本酒を作るボードゲーム。造りに必要なチップをバッティングで取り合って、より良い日本酒を作るのが目的です。完成するとお酒の名前も自動的に出来上がるので、その名前が得点とは関係ないのに大喜利のように競ってしまうのも面白いところ。チップが多くてわずらわしいけど、発売当初売り切れ続出で話題になっただけあって楽しいボードゲームです。

一合一会

料理と日本酒の香・旨・甘・芳・酸の5つの要素を上手くマッチングして、あじわいポイントを競うバッティングゲーム。このゲームで合う組み合わせは、多分実際にマッチングしたら美味しいんだろうなぁと妄想しちゃいます。

唎酒

日本酒の味に評価を付けて、美味しい日本酒を見極めて仕入れるカードゲーム。JUGAME STUDIOの「ワインレーティング」とほぼルールは同じのセルフリメイク作で、日本酒バージョンになります。どちらで遊ぶかは人それぞれ。得点方法が増えているのでこっちの方が悩ましいのかな。

神さま日本酒でございます

同じ色の米・麹・水・類のカードを集めて神さまに献上するセットコレクションゲーム。なんと、普段は日本酒の瓶に貼るラベルの印刷をしている「ヨツハシ」という印刷会社が初めて制作したカードゲームです。今年8月発売という事もあってまだ遊んだことはないですけど、イラストがホップでカワイイ!

 

その他のお酒編

リキュール・ザ・ゲーム

世界一のリキュールメーカーを目指して、オーダー通りのリキュールを作って出荷するセットコレクションゲーム。ベースとなるお酒ブランデー・ジン・ラム・ウィスキー・ウォッカの5種類で、フレーバーはカシス・シナモン・シトラス・コーヒーなど28種類もあります。さらに目標となるトレンドカードもあって得点パターンは多数。ゲーム自体はシンプルなカードの取り合いなのに非常に面白く仕上がったカードゲームです。

ノンドランカ

決められた量を越えないように沢山お酒を飲むカードゲーム。自分のカードは見る事が出来ないインディアンポーカーのようなゲーム性で、カードの色で書かれた数字が推測出来るようになっています。様々なカクテル名が書いてあるので、メニュー表を見ているような気分になっちゃいます。

カウントダウンカクテル

サイコロ2個を転がして、出目によってカクテルカードを集めるカードゲーム。全員バーテンダーという設定なので、シャカシャカとシェイカーを振るようにしてサイコロを転がすのも楽しいし、取りたいカードが取れないというもどかしさもある楽しいゲームになっています。

 

酒場編

スピーク・イージー

 

1920年代の禁酒法時代のアメリカを舞台にマフィアのボスになって、相手の非合法酒場を見つけるのが目的の2人専用対戦ゲーム。交互に自分のコマを動かし、相手のコマと自分のコマの数字を比べて小さい方はボードから除外です。「軍人将棋」や「ストラテゴ」の様なゲーム性で、比べるまで相手のコマの数字は分からないので読み合いがアツい心理戦になります。

ティーフェンタールの酒場

自分の酒場にお客さんを沢山呼んで、より稼ぐのが目的のボードゲーム。個人ボードにカードを置いたらサイコロ振って、出目によってアクション発動。稼いだお金を使って酒場をグレードアップさせれば出来る事も増えていって、ゲームが進めば進むほど面白くなっていく良く出来たゲームとなっています。

たのめナイン

居酒屋の支払いを相手に押し付けるカードゲーム。9種類ある居酒屋メニューカードは、すでに誰かが出したメニューは出せず、出したメニューの合計金額が1000円で割り切れるなら他人の奢りというルール。これだけなのに面白い!軽いゲームでお酒を飲む前に計算が出来る状態で遊びたいものです。

ハーフパイント・ヒーローズ

 

酒場での大げんかをテーマにしたポーカー風トリックテイキングゲーム。配られたカードを見て、今回は何勝出来るかを宣言して予想が当たれば得点。展開によってはサドンデスが発生して、それがゲームに緊張感を生み出してるのがこのゲームの妙。お酒がテーマでアツい読み合いと駆け引きを味わいたいならこのゲームでしょう。

 

世界中みんなお酒が好きなんですかね。マジでテーマのゲームありすぎ!しかもどれも面白そうなんだよなぁ。ついつい時間を忘れて遊んじゃいそうです。ゲームもお酒も程々に。