指先でパチッと弾け!夢中で遊んじゃうおはじき系ボードゲーム8選

ボードゲームの中には、人差し指の爪の先でデコピンのようにコマを弾いて遊ぶタイプのゲームがあります。子供の頃に誰でも一度は遊んだであろうおはじきをしっかりとルール整備したボードゲームです。

実際に遊んでみると、童心に帰るからなのか何度も何度も子供のように繰り返しやっちゃうほどの中毒性があるんです。なんで楽しいんだろう?人は何かを弾くのが楽しい生き物なのかも知れません。

という事で、厳選したおはじき系ボードゲームを8つ紹介します。

 

ピッチカー

自由に道をつないでコースを作ったら、木製の車コマを爪先でパチーンと弾き飛ばしてコースを3周するレースゲーム。

おはじき系ボードゲームと言えばコレでしょう。車コマを壁にぶつけて上手にカーブ出来ると気持ちがいい!ただし壁が無い所もあるので、コースアウトしないように慎重なプレイを強いられるのもまた楽しいのです。

 

アイスクール

ペンギンの学校を舞台に、風紀委員と生徒に分かれての鬼ごっこゲーム。

ペンギンの形をしたコマが起き上がりこぼしの様に下の方に重心があるので、爪先で弾くと不思議な軌道を描いて滑ります。検索すると見事な動画が結構見つかりますね。練習すれば壁を飛び越えるジャンプショットがカンタンに撃てるようになります。

 

タンブリンダイス

階段状のステージの一番上からサイコロを爪先で弾いて高得点を目指すダイスゲーム。

ダイスの出た目がそのまま得点になります。しかも2段目なら×2点、3段目なら×3点、4段目の小さなスペースに止まれば×4点。相手のダイスにぶつけて外に落とす事も可能で、単純で盛り上がりやすいパーティーゲームですね。

 

クラッシュオクトパス

巨大タコの襲来をくぐり抜けて、海に投げ出された荷物を全て集めるのが目的。

ここまで紹介したゲームとは違って、爪先ではなく専用の旗で荷物を弾いてプレイします。他のコマにぶつからないように人型のコマを救出したり、荷物を積んでいる相手の船を狙ってぶつけたり、盛り上がりポイントが多いですね。真剣に海賊船のごっこをやってる感じ。

 

セット&マッチ

爪先をラケットに見立て、交互にボールを打ち返すテニスゲーム。

写真を見た印象のまんま、おはじきのテニスです。コートには数字が書いてあってボールが止まった所の数字でポイントが決まります。様々なボーナスがあるので、かなり本気になってスーパーショットを狙いたくなる作りが素晴らしい。ついついのめり込んで遊んじゃうゲームです。

 

フリッケム・アップ:デッド・オブ・ウィンター

ディスクを弾いてゾンビを倒し、10本あるシナリオを次々クリアしていくサバイバルゲーム。

オリジナルの「フリッケム・アップ」は西部開拓時代を舞台にした保安官vsアウトローの銃撃戦でしたが、大ヒットゾンビゲーム「デッド・オブ・ウィンター」とコラボです。ゾンビ駒が可愛い…。コンポーネントがしっかりしてるので没入感はなかなかのもの。

 

クロキノール

丸いボード上でコマを弾いて中心を狙い得点を稼ぐカナダの伝統ゲーム。

やる事は円の外からコマを弾いて中に入れるだけ。相手のコマがボード上に無い時は中心円に入れなきゃいけなくて、相手のコマがある時はぶつけなきゃいけないというルール。簡易版のカーリングの様なゲームですね。2014年に宮内庁から公開された『昭和天皇実録』の中で、昭和天皇が8歳の頃にクロキノール(表記はクロックノール)を遊んでいたという記載が何ヶ所かあり話題となりました。

 

カロム

四隅に穴の空いた四角いボード上で、ストライカーを弾いて自分の色のパックを全て穴に落とす対戦ゲーム。

パックを穴に落としても自分が弾いたストライカーが穴に落ちると無効だったりして、おはじき版ビリヤードのナインボールと言えそうなゲームです。インド発祥のボードゲームですが、何故か日本では滋賀県彦根市でよく遊ばれていて一家に一台カロム台があるとか。

 

クロキノールとカロムは100年以上もの歴史があるボードゲームだけど、今遊んでも楽しいですからね。おはじき系はどのゲームもやればやるだけ上達するってのもいいんですよ。繰り返し遊ぶモチベーションにもなって。「おはじきとか子供向けでしょ?」なんて思ってる人にこそ遊んで欲しいですけどね。