100円ショップのダイソーが「ボードゲーム4」と題して新たなボードゲームを3タイトル発売することが分かりました。
これまでも110円のボードゲームを作ってきた大創出版が6月18日にTwitterで公表したもので、ネット上ではボードゲームがいつ店頭に並ぶのかと待ちわびる声が上がっています。
🌟【ダイソーボードゲーム第四弾】
様々なクリエイター達とコラボするダイソーボードゲームシリーズに仲間が増えました!
シリーズ早くも四弾目。まずはこの3作品です!https://t.co/acDMW1Mikf※店舗によって取り扱い、入荷の時期は異なります。#大創出版 #ダイソー #ダイソーボードゲーム pic.twitter.com/eAdWsPfEUL
— 大創出版 (@daisosyuppan) June 18, 2022
好評なのかダイソーがボードゲームを販売するのは今回がシリーズ第4弾。とにかく発売日が気になりますが、入荷の時期は店舗によって違うそうなので気長に待ちましょう。
では、発表された3タイトルのゲーム内容を紹介します。
グースカパースカ
2人専用/対象年齢6歳〜/プレイ時間10分/作 居椿善久(代表作『もんじろう』、『ストリームス』など)
12枚のカードを使ったジャンケンゲーム。お互いにカードを5枚ずつ配ったら、カードを1枚出してジャンケンのルールで勝敗を決めます。勝ったほうは宝石がもらえ、負けたほうは今回使ったカードがもらえます。何度かジャンケンを繰り返して、最終的に宝石の多い方が勝利です。このゲームが面白いのは、チョキのカードだけが6枚あって全体の半分を占めている点。アンバランスな構成なので、いろんな読み合いが生まれる短時間2人専用ゲームの名作となっています。ダイソー版はイラストを漫画家の山田実範先生が担当してるのもポイントです。
ちなみに、現在はすごろくやから発売されてるものを遊ぶことができます。価格は1300円くらい。
トポロメモリー
2〜5人/対象年齢6歳〜/プレイ時間10分/作 ミヤザキユウ(代表作『ジャックと探偵』、『サラダマスター』など)
トポロジー的に同じカードをいち早く見つけるカルタ取りゲーム。トポロジーと言うのは、パーツの数と穴の数で形を判断する考え方です。例えば「℃」と「お」はパーツの数が2つで穴の数が1つなのでトポロジー的に同じということになります。「☆」と「〆」ならパーツが1つで穴1つなのでトポロジー的に同じです。「〒」と「仏」ならパーツ2つ穴ゼロで同じ。「&」と「B」が同じで、「%」と「ぱ」も同じで、「⁂」と「小」も同じ……って、もう例題はいらないですね。一度遊ぶといろんな物をトポロジーで見ちゃうんです。シリーズ化されていて『トポロメモリー3』まで発売されている人気作。
ちなみに、現在はバンソウから発売されているものを遊ぶことが出来ます。価格は2000円くらい。
ギリギリ
2〜6人/対象年齢6歳〜/プレイ時間15分/作 monomelon(代表作『COUNT UP』シリーズ)
1〜100までマス目が書かれたボードの上を、出した数字カードと同じ数だけコマを進めていく戦略的すごろくゲーム。カードを出した時に20の倍数を超えた人はダメージを受けるので、他の人に20の倍数マスを通過させるような簡単な計算が必要です。この読み合いが超アツいゲーム! もしダメージを受け取っても、ゾロ目のマスにピッタリ止まれば他の人にダメージを渡すことができたり、途中で計算が狂ってしまうようなアクションカードも多数あって、最後まで勝負は分かりません。発売当初は「戦略的なノイ」なんて言われてましたね。100を超えるとゲーム終了で、ダメージが少ない人の勝利というゲームです。個人的にはこれがダイソーで買えるのはホント嬉しい!
2020年秋のゲームマーケットで『COUNT UP』という名前で発売されたカードゲームで、現在は他のバージョンも含めmonomelonのサイト内で発売されているものを遊ぶことができます。価格は2000円くらい。
「100円ショップで売るんだから、どうせつまらないゲームなんでしょう?」と先入観を持つ人もいるかも知れませんが、面白いことが分かってるボードゲームのリメイクですからね。ホントどうなっているのでしょう? プレイしたことないゲームがあるなら、遠出してでも買ったほうがいいですよ。110円以上の価値あり。3つすべて買っても330円ですから。前回の第3弾もなかなか面白いゲームが揃っていたので、第4弾も期待しちゃいますね。しかも印刷がエンボス加工で豪華な仕上がりだったのもポイント。今回もエンボス加工なのかなぁ。
早く近所のダイソーに並んでくれ〜。