TBSテレビ「ラヴィット!」の2024年5月第3週に遊ばれたボードゲーム『コンプレックス人狼』『笑ってはいけない音読』などを紹介

月〜金曜日の朝8時からTBSテレビ系列で生放送のバラエティ番組「ラヴィット!」では、最新のテレビゲームや古典的な伝統ゲーム、オリジナルのリズムゲームなどが遊ばれています。市販のボードゲームや同人ゲームが紹介されることも多いので、ボードゲームファンとしては見逃せない番組なのです。

では、2024年5月第3週に取り上げられたボードゲームを紹介します。

5月13日  月曜日

コンプレックス人狼

コンプレックス人狼/4〜12人/15歳〜/20分〉

配られたコンプレックスカードをヒントに人狼を探し当てる正体隠匿ゲーム。

全員に役割カードを配って、1人だけが人狼に、残りの人が人間になります。次に「人望がない」「オタク」「恋愛下手」「気がきかない」「バカ」「おもしろくない」などが書かれたコンプレックスカードを5枚ずつ全員に配ります。そのカードの中から自分に当てはまるコンプレックスを各々が1枚選び、司会者に渡します。全員目を閉じたら、司会者は全員分のコンプレックスカードを人狼に渡します。人狼はカード内容を見た上で、誰がどのカードを出したのかを推理して全員の前に1枚ずつコンプレックスカードを置きます。全員目を開けたら、自分の前に置かれたコンプレックスカードを確認して、人狼が誰なのかを話し合います。話し合いが終わったら投票して、人狼が最多票がなら人間の勝ち、人狼が最多票じゃなければ人狼の勝ちです。

カードに書かれた悪口が飛び交う人狼です。論理的な推理は二の次で、「私をこう思ってる人狼がいるの?」「いくらなんでもヒドイ!」と感情的になって盛り上がりやすい正体隠匿ゲームです。あくまでもゲームなんだと、シャレが分かる大人じゃないと険悪な空気になったりする人狼かもしれません。人狼が勝った場合は、誰が人狼だったのかを明かさないことになっているので、人狼が勝つと後味悪く終わります。

5月14日 火曜日

笑ってはいけない音読

笑ってはいけない音読/2〜4人/8歳〜/20分〉

教科書の一節を笑わないで読み上げるパーティーゲーム。

桃太郎や花咲かじいさんなどの昔話が書いてある教科書を受け取ったらゲームスタート。カードの指示に従って、物語の文章を一節だけ音読します。読み終えたら次の人が音読するというのを繰り返します。国語の授業中という設定なので、読み手も聞き手も笑ってはいけません。笑ってしまうとチョークが飛んできて、最終的にチョークが多い人が負けとなります。

カードに書かれた指示は「ギャルっぽく」「車内アナウンスみたいに」「怪談風に」「あのアニメの主人公っぽく」などなど。笑いをこらえるのがルールなのに、普段の姿を知っている人が無茶な指示に従って音読してるのを見てると思わず笑ってしまい、「それは指示通りになってないだろう」と笑ってしまうワイワイ楽しむゲームです。また、読み手が自分で笑ってしまう自爆パターンもよくあります。

番組では『笑ってはいけない音読』が何度か取り上げられていて、ゲームが始まるといかにもバラエティ番組という雰囲気になりますね。テレビやYouTube動画などに向いているゲームなのかもしれません。

5月15日 水曜日

ヒットアンドブロー

4桁の数字をピッタリ当てる推理ゲーム。

正解となる4桁の数字を知ってる人が司会者になり、他の人が解答者になります。解答者が4桁の数字を言ったら、司会者は数字の場所が合っていること(ヒット)と場所は違うけど数字が合っていること(ブロー)を伝えます。例えば、正解の数字が「5074」の時に解答者が「8054」と答えたら、0と4が数字も場所も当たっていて、5が場所が違うけど数字は当たっているので「2ヒット1ブロー」となります。これを繰り返して、いち早く正解の4桁を答えた人の勝利です。

元々は、イギリスの学生の間で流行っていたと言われている作者不明の遊びです。1972年、イギリスのインヴィクタ社が『マスターマインド』という名前で2人専用ボードゲームとして発売したのが最初。その後にアメリカのボードゲームメーカーのハズブロ社が世界中で販売し、大ヒット商品となりました。テレビでは「ヒットアンドブロー」という名前で呼ばれていましたが、『マスターマインド』『MOO』『Bulls&Cows』などなどいろんなメーカーから様々な名前で発売されたゲームになります。この手のジャンルはヒットアンドブロー系とかマスターマインド系と呼ばれ、今もゲームアプリなどで遊ばれています。

 

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