【Gen Con 2022】『アグリコラ15周年記念版』や『Planet Unknown』など注目の5作品を紹介!

Gen Conといえば、北米で行われている大規模なアナログゲームコンベンションです。今年は8月4日~7日にインディアナポリスで開催され、多数の新作や完成前のデモ版が展示され注目を集めました

そんなGen Con 2022から注目ゲームを5つご紹介します。]

※上にあるアイキャッチ写真はGen ConのTwitterより

アグリコラ15周年版

アグリコラ』の15周年を記念した特別バージョンです。XXLといわれる箱がとても大きくコンネントもとても豪華です。ただ、これまでの『アグリコラ』拡張等が全部入っているかというとそうでもなく、執筆時点(2022年8月現在)では、以下の内容が入るとアナウンスされています。

  • 『アグリコラ』改訂版
  • 『アグリコラ:アルティフェクスデッキ』
  • 『アグリコラ:ブーブルクスデッキ』
  • 各種プロモカード

最近国内でリリースされた『~:コルバリウスデッキ』や『泥沼からの出発』、まだ国内ではリリースされていない、『~:Dulcinaria Deck』などは残念ながら入っていないようです。

Planet Unknown

▲画像はBGGより

テトロミノ型のタイルを自惑星に配置して未開の惑星を開拓してゆくタイル配置ゲームです。このゲームは、Kickstarter経由で既に入手されている方もいらっしゃると思いますがGen Con 2022で一般流通版がどうなるか注目していました。

というのもKickstarterのデラックス版では、配置するテトロミノのタイルが巨大なピザボードのような台に配置されていて、それが回転する仕掛けだったのです。一般流通版はこの回転ボードが簡易版に変わるという話でしたが、残念ながら写真で確認できるものは発見できませんでした。

いずれにせよ回転ボードに乗せられたタイルが手元に回ってくるドラフトゲームということで、一般流通開始が待たれるゲームです。

The Guild of Merchant Explores

▲画像はBGGより

いわゆるフリップ&ライトタイプで、「めくったカードの指示に従って個人ボードに書き込んでいく」という内容のものですが、このゲームの場合は「書き込む」のではなく「コマを配置してゆく」というのが特徴です。

ペンで書き込むと後で消すことができませんが、このゲームで配置したコマは交易路になっていて、得点をもたらす反面、各ラウンド終了時に大半が除去されてしまうのです。

交易路の確立と除去をラウンド毎に繰り返す部分が作りたいために、ペンではなくコマを使った……というところが、最近大量に出ている紙ペンゲームにも次世代ゲームが到来したか、という感じがします。

先行入手されている海外のゲーマー諸氏の評判も上々のようですし、国内流通を期待したい作品です。

Wormholes

こちらも『The Guild of Merchant Explores』と同じくAEG社の新作です。同社は最近デベロップの品質が良いのかヒットを連発しています。

テーマとしては、各惑星にいる乗客を乗せて目的地まで輸送していく……という、ピックアップ&デリバリータイプのゲームです。宇宙空間を輸送することになるため、地上と違ってうまくワームホールを使うと、あっという間に目的の惑星まで乗客を運べます。このルート構築がいままでと違った面白さを生み出しているようで、注目されています。

1プレイが1時間位内でおさまるというのも、高評価の理由のようです。

Terra Mystica: Age of Innovation

2020年頃に『テラミスティカ』のデザイナーのひとりであるHelga Ostertag氏が、フォーラムに『テラミスティカ』ユニバースを使った、新しい単体の製品を開発している、という投稿をしていました。

長らく続報が無かったのですが、Gen Con 2022でプロトタイプ版と思われるデモが登場、リリースが近いことを予感させます。

プレイヤーボードと種族が分離していることで、新しい組み合わせによる体験ができるようです。今年は『テラミスティカ』の簡易版となる『Terra Nova』もリリースが予定されていますし、『テラミスティカ』関連はホットな年になりそうです。


いかがでしたでしょうか。これらGen Con 2022の注目作、国内流通が待ち遠しいものです。