徹底比較！「はぁって言うゲーム」と「ベストアクト」は何が違うの？

他人の言い方を聞いてどの言い方だったのかを当てる「はぁって言うゲーム」というゲームがあります。パーティーゲームとしては超定番ですね。最近はテレビ番組やYouTubeとかでプレイしてるのもよく見ます。

ちょっと待って！それって「ベストアクト」って名前じゃなかったっけ？と言う人もいるでしょう。

結論から言うとどちらも正解です。

このゲームの歴史をザッと説明すると、作ったのは米光一成さん。「ぷよぷよ」や「魔導物語」などのテレビゲームを作った人です。アナログゲームだと「想像と言葉」や「はっけよいゲーム」などを作った人物。

そんな米光さんが２０１７年春のゲームマーケットで発表したのが「はぁって言うゲーム」です。この時はまさかの回数券スタイルでした。切り取った紙にどんな風に演技をするかが書いてあるんです。早い話が使い捨てです。今は売ってないですけどね。実際はこんな感じでした。

個人的には使い捨てはもったいないのでカードスリーブに入れて繰り返し遊んでましたけどね。

面白いゲームなのに使い捨てじゃあなぁ…と思ってたら、１年後の２０１８年春。JELLY JELLY GAMESが「ベストアクト」と名前を変えてリメイク。使い捨てではなくカードとチップで何度でも遊べる仕様になっています。

これなら何度も遊べると思って即購入しましたよー。

この商業流通版で世に知られるなぁ…と思ってたら、その半年後２０１８年１１月２３日。幻冬舎が「はぁって言うゲーム」とタイトルを元に戻して発売。本屋さんとかにも置かれるようになりました。

なんと３種類も似たようなゲームが存在するのです。

こうなると何が違うの？となりますよね。まずパクリなのかどうか…。

JELLY JELLY GAMESの「ベストアクト」にも幻冬舎の「はぁって言うゲーム」にも米光一成の名前がクレジットされているので、勝手にパクった商品ではありません。さらに幻冬舎の「はぁって言うゲーム」には企画としてJELLY JELLY GAMESの白坂翔の名前があるので、「ベストアクト」の後に勝手に販売した物でもありません。全て公式。

じゃあどれを買ったらいいんだ？という疑問ですよね。違いを調べて甲乙つけてやろうじゃないかと。初代オリジナルの回数券タイプは入手困難なので「ベストアクト」と「はぁって言うゲーム」を徹底比較！

箱の大きさと重さ

「ベストアクト」の方がちょっとだけ大きくて厚いですね。そして重さも「ベストアクト」の方がちょっとどっしり。ただし大きくて重いのが良い訳じゃなくて、ゲーム会とか飲み会とかに持って行くことを考えると「はぁって言うゲーム」の方が持ち運びやすいですね。これは「はぁって言うゲーム」の勝ち！

投票用カード

デザインに関しては人それぞれ好みがあるのでどっちが良いとも言えないかなぁ。強いて言うなら「はぁって言うゲーム」は数字の表記が小さくて見にくいという程度。数字が見えなくても並びで分かるしね。これは引き分け。

アクトカード

どうせなら「ベストアクト」で遊びたいと思わせるデザインです。でもシンプルイズベストって言葉もあるし…。ただ「ベストアクト」はカードがエンボス加工になっていて触り心地も良いし、傷が付きにくいです。このゲームはカードに傷が付いたりして相手のアルファベットが分かってしまったら興醒めですからね。その点「はぁって言うゲーム」はペラい感じ。これは「ベストアクト」の勝ち！

投票チップと得点チップ

これは「ベストアクト」の圧勝！と言うのも「はぁって言うゲーム」はカードもチップも厚みが無いんです。遊ぶには何の問題もないんだけど、チップが薄くてちょっと掴みにくいんですね。結構イライラします。その点「ベストアクト」はしっかり厚みもあって、エンボス加工もされてるから触ってて気持ちいい。得点チップは他のゲームでも使えるほどの出来。重かったのはこれが理由です。

でも投票チップは四角より丸の方が良いって人もいるでしょう。置くとこんな感じです。